無償版DAW「Pro Tools First」がリリースされたのは2015年くらいですが、それまでスタジオの大定番だった高価なDAWが一般の人も手軽に扱えるようになりました。
トラック数や機能的な制限はもちろんありますが、日本のスタジオのほぼ全てに導入されていると言われるDAWに触れてみたいという方、そんなにトラック数や特別な機能は必要ないから無料で高品質のDAWが使いたいという方はぜひダウンロードしてみましょう。
Pro Tools Firstがデビューしてからダウンロードや登録の方法も少しづつ変わっているので、2019年最新版に対応したダウンロードやインストール方法をご紹介します。
「Pro Tools First 2019」が向いているのはこんな人
Pro Toolsの使用に向いているのはどんな人でしょうか。
・スタジオと自宅を行き来するという人
・サクッとオーディオ編集したい人
・MIDIをあまり使わないという人
スタジオと自宅を行き来する人
現在スタジオを利用していて自宅でも編集などの作業がしたいという方には、もちろんオススメできます。
サクッとオーディオ編集したい人
無償版は16トラックに対応しているので、そんなにトラック数必要ないよという方にはPro Tools First 2019がオススメできます。
無償版でも最低限のEQやコンプレッサーなどのプラグインは使用可能なため、簡単なオーディオ編集なら十分対応できますよ。
MIDIをあまり使わないという人
Pro Toolsはもともと、MIDIなどの編集に弱いと言われていました。
最近でこそMIDIの機能も強化されてきていますが、打ち込みメインの人やダンスミュージック等の制作をする人はMIDI関連の機能がより充実していて、クリエイティブな制作が可能な「Ableton Live」のようなDAWがおすすめです。
「Equipboard」を見てみると意外とダンスミュージック系のアーティストの使用もみられましたが、そういった人は主に制作の最終段階であるミキシング用に使っているみたいですね。
Equipboard – Avid Pro Tools 11
無料DAW「Pro Tools First 2019」をダウンロードしてみよう
では実際に、登録からダウンロード方法までの手順をみてみましょう。
1. まずはこちらのページ右上にある、「今すぐ無料で入手」をクリックしましょう。
Pro Tools First – 世界規模のミュージック・コラボレーション

2. 「Avid」のアカウントをお持ちの方はログイン、なければアカウントを作成します。

3. 「iLokアカウント」もお持ちでない方は、ステップ2/3で作成しましょう。
そしてステップ3/3へ進みます。

これですべての設定が完了しました。
ステップ3まで入力できると、こんなメールが送られてきます。

MacかWindowsを選んでダウンロードしましょう。
容量はMacで1.49GB, Windowsは1.93GBですね。
ダウンロードが完了すれば以下の画面が出てきますので、「Install Pro Tolls First.pkg」をダブルクリックしてインストールに進みましょう。

インストールが完了したら、早速「Pro Tools First 2019」を開いてみます。

最初に設定したEmailアドレスとパスワードを使ってサインインします。
以上のプロセスで、「Pro Tools First 2019」が使用できるようになりました。

必ず入れておきたい「Pro Tools First 2019」付属音源「Xpand!2」
こちらのマルチ音源プラグイン「Xpand!2」は、無償版であるPro Tools First 2019でもインストールして使用することができます。
生楽器やドラム、キーボード、シンセなどのさまざまな音源プリセットを内蔵しているので、作曲するならとりあえず入れておきたいプラグインですね。
オーケストラなどの作曲にPro Tools First 2019を使おうとするとチャンネル数の制限などで不満が出てくるかもしれませんが、軽めの作曲やオーディオ編集、「歌ってみた」の録音などで使用するなら十分すぎる機能を備えています。
「Studio One」や「Ableton Live」も無償版をリリースしていますが、その中でも「Pro Tools First 2019」は最高レベルのフリーDAWと言ってよいでしょう。
ぜひ普段の編集やミックス、録音などに役立ててみてください。