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【裏技】Logic Pro XでAbleton Pushを使う方法

普段僕はLogic Proを使っていますが、シーケンスはAbleton Liveの方が組みやすかったり「Ableton Push」という専用のMIDIコントローラーが使えるので、最近はAbleton Liveの方をよく使っています。

Pushは音楽理論をそこまで知らなくても、いろんな音階が初心者でも簡単に使えるので重宝しています。特に民族感を出したりジャジーな曲にしたりと普通の音階とは一味違う楽曲を作りたい方にとってはかなり重宝するでしょう

 

しかしAbleton Liveも万能ではないのでLogicの方が優れている部分もたくさんありますし、何よりLogicは音が良いのです

制作していても音の良さでかなりモチベーションが変わってくるのですが、Pushが使いたいがため仕方なくAbleton Liveを使っていた部分もありました。

LogicでPushは使えないよな…と思っていたところ、見つけてしまったんです。

 

Logic ProでAbleton Pushを使う裏技を!!!!

 

今日はその方法をご紹介しましょう。

とっても簡単に設定できますよ。

目次

Logic Pro XでAbleton Pushを使うために必要なもの

Logic ProでAbleton Pushを使用するのに必要なものは、以下の3つ。

・Logic Pro

・Ableton Push

・Ableton Live

Ableton Liveはスタンダードからがおすすめです。(機能制限があるようなので)

 

残念ながらPushだけ持っていても、LogicでPushを使用することはできません

Logicの裏でAbleton Liveを立ち上げておかないといけないからです。

次に具体的な方法を紹介しましょう。

Logic Pro XでAbleton Pushを使うための設定方法

この方法は、実は海外のYouTuberが公開していました。

その動画がこちら。

 

これは英語なので、僕が動画に沿って説明していきます。

もしこの記事で理解できなければ、動画も参考にしてみてください。

Macの設定方法

まずはMacの「Audio MIDI設定」でパソコンのセッティングをしていきましょう

このアプリを選択すると次のような画面が現れます。

こちらの画面は触らず、キーボードで「Cmd+2」を押して「MIDIスタジオ」の画面を表示させます。

するとこのような画面がでてくるので、赤いラベルの「IAC Driver」をダブルクリックしましょう。

ポートにはIACバス1というものがありますが、こちらに+ボタンでポートを追加して「Logic Pro X」と名前をつけます。

これでLogicの設定は完了です。

IAC Driverを閉じて、次はAbletonの設定に進みます

Ableton Liveの設定方法

Abletonでは環境設定からこちらのMIDIの画面を開きましょう。

Outputの「トラック」「同期」「リモート」をすべてオンにしておきます。

次はMIDIチャンネルの設定です。

チャンネルの「MIDI From」から「Ableton Push Live Port」を選択します。

「MIDI To」は先ほどMacの設定で行なった「IAC Driver Logic Pro X」を選択します。

これが完了したら、Ableton Liveは開いたまま次にLogic Proの設定に移りましょう

Logic Proの設定方法

Logicを開いたらMIDIチャンネルを作って「MIDIエンバイロメント」の設定を行なっていきます。

MIDIエンバイロメント画面の左上にある「レイヤー」から「クリックポート」を選択して、次の設定画面に映ります。

このような画面が出ればあと少しです!

 

「フィジカルインプット」という画面の「MAIN」からキーボードに伸びているケーブルを一度外します。

ケーブルをクリックして「編集」の「ケーブルのみを消去」でケーブルを外すことができます。

そして最初に設定した「IAC Driver Logic Pro X – IAC Driver IAC Bus 1」からキーボードにドラッグして繋ぎます。

これですべての設定が完了しました!

 

試しにPushで音を鳴らしてみてください。

うまくいかないという方は動画も参考にしてみましょう

まとめ

いかがでしたでしょう。

今日はLogic ProでAbleton Pushを使う方法という、一部のマニアックな方のみに向けた使い方をご紹介しました。

Ableton LiveはMax for Liveなどをはじめとする様々な制作ツールが揃っているのでとても便利ですが、僕のように普段Logicを使っていてPushも使いたいという方には朗報だったのではないでしょうか。

Pushのほかに、スケールやコードをナビゲートしてくれるデバイスとしてはNative Instrumentsの「Komplete Kontrol」というキーボードが販売されていますが、こちらだとAbleton Live以外のいろんなDAWに対応しているのでとても便利ですよ。

Pushはサンプルのスライスや加工、シーケンスを組んだりとさまざまな使い方ができますが、そのような機能は必要ないけどスケールやコードのナビゲートをしてくれる機材が欲しいという方は「Komplete Kontrol」も検討してみましょう。

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