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アフリカの民族楽器 | バラフォンの特徴や音色

バラフォンは木琴の一種で、現代のシロフォンやマリンバといった西洋楽器のルーツにもなっている楽器です。

共鳴部分に「瓢箪ひょうたん」や「クモの巣」を使っているという珍しい楽器で、その独特な作りによって柔らかく少しひずみっぽいサウンドを奏でます。

今日はこのバラフォンの特徴や歴史、バラフォンが使われている音楽について見ていきましょう。

バラフォンの特徴

バラフォンはアフリカの伝統楽器で、一般的には21個の「木製の音板」, 共鳴器である「瓢箪」で構成されています。

大きな特徴は、やはり各音板についている瓢箪でしょう。

伝統的なバラフォンだと、中がクモの巣やコウモリの羽などで覆われているのですが、管理や移動が難しいことから、最近ではタバコの巻紙やそれに近いもので代用されているようです。

なんでクモの巣なんかで覆うのかというと、クモの巣やコウモリの羽のような薄い膜を振動させることで、ビリビリとした独特な音を発生させるためだそう。(ミルリトン効果)

はじめてバラフォンの音を聴いた時は「なんで少しひずんだ音がするんだろう…」と思っていましたが、あの独特な音を出すためにこういった細かな工夫がなされているんですね。

バラフォンの歴史

バラフォンは、12世紀あたりにはすでに存在していたことがわかっています。

現在使われている西洋楽器である「グロッケンシュピール」「ビブラフォン」「マリンバ」「シロフォン」などの祖先であるとも言われていますね。

アフリカのサハラ砂漠や熱帯雨林地域で高度に発展したバラフォン音楽は、16世紀には宮廷で王様に捧げるような芸術音楽へと昇華され、そこに仕えるミュージシャンによってバラフォンの音楽やテクニックはさらに発展していきました。

そしてその後、大西洋奴隷貿易によってバラフォンとその奏者がアメリカにも渡り、「マリンバ」という形で現地音楽と融合し、西洋の地に新たな文化を築いていくのです。

バラフォンが使われている音楽

最後に、バラフォンが使われいる音楽をいくつか紹介します。

バラフォン独特のやわらかい音色を聴いていると、なんだかアフリカの大自然に包まれるようなやさしい感覚になりますね。

I Already Have A Husband – Balafon Marimba Ensemble 

Matin – Raphael Hofmann

Kaffo – Lansine Kouyate, Sissokho Yakouba

バラフォンの特徴や音色 | まとめ

バラフォンはあまり馴染みのない楽器かもしれませんが、大きな楽器屋に行けば置いてあることもあります。

海外輸入したら虫が食っていたり、瓢箪がなかったりで大変だったという話も聞くので、購入するなら国内でしっかり調律・整備された、初心者にも扱いやすいタイプを探してみるのがよいでしょう。

バラフォンの柔らかくてトロピカルな音色は、瞑想やヨガにも合いそうですね。

いつかアフリカを訪れ、現地のバラフォンを体感してみたいものです。

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