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みなさんこんにちは🙂
最近、2020年のBeatport市場に関するこんなレポートを見つけました。

2020年のBeatportのトレンドをまとめたレポート
Beatportと言えば、言わずと知れた世界最大の音楽ダウンロードサイトですが、昨年は「Beatportではどんな曲が売れたのか?」「どんなジャンルが流行ったのか?」「急上昇しているレーベルは?」といった貴重な情報が、このレポートにまとめられています。
昨年といえば、Bandcampがアーティストに売り上げの全額を還元するキャンペーンなどで知名度を大きく上げましたが、Beatportがまだまだ主流なのは間違いありませんね。
さっそくレポートを読んでみたので、重要な点や気になった点を紹介していこうと思います。
ちなみに、このレポートは無料でダウンロードできるので、気になる人はこちらからダウンロードして読んでみてください。
参考: 2020 BEATPORT REVIEW – VIBERATE
「BEATPORT REPORT 2020」から読み解くダンスミュージックの現状
ここから、いくつかのカテゴリに分けて、レポートの内容を簡単に紹介してきます。
TOP15ジャンル
まずこちらは、「Beatport Top100」チャートのうち、どのジャンルの曲がランクインしていたのかを示す表です。
「Tech House」は去年に引き続いて1位、それ以下は次のとおりです。

「Beatport Top100」の人気ジャンル
大きく順位を上げているのは、「Funky/Groove/Jackin’ House」「Minimal/Deep Tech」「Trance」「Organic House/Downtempo」の4つですね。
逆に、大きく順位を下げたのは、「Techno」のみとなっています。
成果をあげたレーベル
1年でもっともパフォーマンスが良かったレーベルとして、これらのレーベルが挙げられています。(レポートでは30位まで紹介されている)

Beatportでのパフォーマンスが高かったレーベル
「House」と「Tech House」がほとんどですね。
しかも「Defected」や「1605」「Ultra」「Toolroom」など、わりと昔からあるレーベルがいまだにTOP10に入っているという状況です。
地域別の急上昇アーティスト
地域ごとの急上昇アーティストを見てみると、やはりお国柄がでています。
「テクノ」はドイツ、「ドラムンベース」はイギリス、「ハウス」はアメリカとヨーロッパの一部地域、といった感じで、かなり国によってジャンルの偏りがあることがわかるでしょう。

地域ごとの急上昇アーティスト
テクノの急上昇アーティストは50人中46人がドイツ人、ドラムンベースは50人中42人がイギリス人というのは、とても興味深い結果です。
インターネットでボーダレスな音楽体験ができるようになったとはいえ、やはりその土地による音楽性というのは、まだまだ失われることはなさそうですね〜。
「BEATPORT REPORT 2020」から読み解くダンスミュージックの現状 | まとめ
はい、こんな感じでかなり短い内容になってしまいましたね。
(無料で手に入るレポートなので、そんなに濃い内容じゃないんです…笑)
音楽業界のレポートといえば、毎年発表されている「IFPI Global Music Report」というのが有名ですが、これはしっかり内容の詰まったレポートとなっているので、有料でしか手に入りません。
もっと音楽ビジネスやトレンドなどに興味がある人は、このレポートを購入するか、レポートの内容をまとめているブログやニュースサイトなどを読んでみると良いでしょう。
それではまた!