ハードウェア

【レビュー】話題のシンセBehringer『Model D』を購入。その実力はいかに

【レビュー】話題のシンセBehringer『Model D』を購入。その実力はいかに

散々話題になったBehringerによる「Minimoog Model D」のリメイク版ですが、実際の使いやすさや音質はどうなのでしょう。

結論から言うと、「大満足の一品、即購入すべし!」です。

Behringer Model D

・値段は1/10なのに、音質は実機に非常に近い

・本家Minimoogにはない現代的な機能を付加して、使い心地がUP

・本体の大きさも操作性もGood

値段

2019年11月現在で、29,800円(サウンドハウス)で販売されています。

本家Minimoogは40万円以上するので、非常に手が届きやすい価格帯になっていますね。

音質

正直なところ、「こんなに高音質なのにこの価格で出しちゃっていいの?」ってレベルです。(だから世界中で爆発的な売れ行きを記録しているのですが)

ここはやはりソフトシンセでは太刀打ちできない音の太さやツヤが感じられます。ソフトシンセは便利ですが良くも悪くも音がキレイすぎるし、ハード版に比べると存在感が少し物足りないなと、このBehringer Model Dを使ってみて感じました。

実機にも非常に近い音であることは、このような本家Moogとの比較動画でも確認できるでしょう。

翁
ふむ、かなり実機に近い音じゃな。

利便性

ソフト版Minimoogはいくつかのメーカーから発売されていますが、ソフトシンセの便利なところはプリセットを保存できたりPCを立ち上げたらすぐに作業に取りかかれるという効率性です。

ハードウェアだと音が保存できないので、毎回一から音作りを始めないといけません。(このBehringerが出したモデルはUSBが付いていますが、プリセットを保存したりは出来ないタイプなんです…)

一から音作りを始めないといけないというのは不便でもあり、偶発的に新しい音色に出会えるという良い一面でもあります。

不便な面がありつつもBehringer Model Dは本家Minimoogと比べると、ユーロラックに設置できるサイズ感に仕上がっていたりモジュラーとパッチングすることで音作りの可能性を広げたりと、利便性は現代の仕様に合わせて大きく向上していると言えるでしょう

「Model D」のVST版も様々なメーカーから販売されている

先ほど言ったように、Minimoogを再現したソフトシンセはいろんなメーカーから数多く販売されています。

有名なところだと以下のようなシンセが挙げられます。

それぞれ微妙な音の違いはありますが、どれも実機を丁寧に再現したソフトシンセです。

ちなみに僕はu-heの「Diva」を愛用しています。

CPU負荷は高めですがDivaはソフトシンセの中でも最高峰の音質で、5つものシンセサイザーの名機を再現したとってもお得なシンセなんです。

ソフトシンセで扱うパラメーターの基礎はこれ一台で学べるので、初心者の方にもとてもオススメですよ

娘
MS-20, Jupitar, Junoといった名機を一台で再現してるのよ。

 

本家Moogからは、iPhone/iPad版もでています。

実機は単音しか出ないモノフォニックですが、こちらは和音も出せるポリフォニック仕様。プリセットは追加購入もできるし最低限のエフェクトも揃っていて、初心者でも手が出しやすいアプリに仕上がっています。

なにより、本家であるMoogがリリースしているというのは信頼できますよね。

Minimoog Model D

Minimoog Model D

Moog Music Inc.¥1,800posted withアプリーチ

迷うなら買うべき。「Behringer Model D」は持っていて損はない一台

Behringer Model Dはシンセの基本的なパラメーターを多く搭載しているので、初心者がシンセを使った音づくりを覚えるための最初の一台として間違いなくオススメできますし、「Minimoog Model D」が高すぎるので今までソフトシンセで我慢していたという方にもオススメします。

僕はむしろソフトシンセで十分だからハードウェアはいらないと感じていた派なのですが、この一台で視点が変わりました。

もうソフトシンセには戻れません。

ソフトシンセも利便性などの観点から多くのプロのアーティストに使われていますが、音にこだわりたいという方やアナログシンセが気になっているという方は迷う必要はありません

ぜひアナログシンセサイザーの新しい扉を開いてみましょう。

 

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