音楽制作/DTM

【解決】現場で使える力強いキックをつくる為の苦労が、TR-8を使えば一発で解決したという話

ダンスミュージックにとってキックはもっとも重要な要素のひとつです。

キックが薄ければクラブでのサウンドは物足りなく、お客さんの足は止まってしまうでしょう。

力強いキックをつくるための方法はネットに数多く転がっています。

例えばサンプルバックなどに入っているキックはたいてい現場では使えるほどのクオリティーではないため、ふたつのキックをEQを使ってレイヤーするという手法があります。

低域のおいしいところと高域のアタック部分、ふたつを組み合わせてコンプレッサーなどでまとめ上げることで現場で使える力強いキックを作ろうというものです。(動画1)

この方法はうまく使えば非常に強力なキックを作り上げる事ができますが、30~40Hzの超低域部分というのは自宅のスピーカーではほぼ再生できません

そのため一般のDTMユーザーはアナライザーなどを使って低域を想像しながら、またはヘッドフォンでの作業をしていくことになりますが、正確なモニター環境がなければ現場で素晴らしい低域を表現するのはほぼ不可能でしょう。

また様々なプラグインを多様してキックに厚みを持たせるというものもありますが(動画2)、

こちらも優れたモニター環境がないとなかなか難しいのではないかと思います。



<動画1>

<動画2>

私も様々な方法でキックを制作してきましたが、実際現場で鳴らしてみると低域が出すぎていたり逆に物足りなかったり。ふたつのキックをレイヤーすることで生まれる位相の問題に悩まされたりと、なかなか思うように使えるキックを作る事が出来ませんでした。

そこで導入したの2014年に発売された新世代のドラムマシン「TR-8です。

 

知人の評判が良かったり、現場でTR-8を使ったライブパフォーマンスをするアーティストが数多くいたのもあって導入してみました。

キックは、ピッチ, ディケイ, アタック, コンプと全部で4つのパラメーターがあり、直感的に理想のキックを作る事ができます

これを私が持っているキックのサンプルや、Native InstrumentsのBatteryなどに入っているキックと聴き比べたところ、その違いは天と地の差でした。

他の楽器に埋もれない存在感、低域の太さ、操作性など圧倒的に素晴らしく、何よりいろんな曲でよく耳にする909, 808の音を手軽に自分の曲に取り入れられるとあれば、買わない理由はないでしょう。

私自身、TR-8は持っていますがほとんどキックしか使っていませんw

しかしそれだけにお金を払ってもいいと思えるほど、素晴らしいクオリティのキックなのです。



ヤフオクなんかを使えば3万円前後で買えるのに、なぜ今まで持っていなかったんだと後悔するほどでした。

もちろん基本的に「TR-8」は909や808の復刻なので、いろんな種類のキックを作りたいという方の要望には答えられないかもしれまんせんが、テクノハウスに使われる定番のキックが欲しいという方、現場で使える素晴らしいキックを手に入れたいという方、ライブでドラムマシンを使ってみたいけどElektronの「Analog Rytm」やDave Smithの「Tempest」は高すぎるし…という方はぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。