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【2020年版】UADが使えるオーディオインターフェースを全部まとめてみた【どれがおすすめ?】

今日は、UADプラグインに対応したオーディオインターフェースについて紹介していきます。

「そろそろUADを使ってみたいな」と思っていても、対応している機材がたくさんあって、どれを選べばよいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

以前はマックにしか対応していませんでしたが、最近ではウィンドウズでもUADプラグインが使えるオーディオインターフェースがたくさん出てきています。(ただ、規格が対応していないパソコンもあったりするので、その辺の注意点についてもお話していこうと思います)

2020年時点で販売されている製品を網羅しているので、この中からぜひ、自分に合った機種を見つけてみて下さいね。

まずは、UADプラグインを使う上で絶対に覚えておきたい「DSP」の概念について解説していきます\(^o^)/

まずはDSPについて把握しておこう

UADプラグインを動かすのに必ず必要になるのが、「DSP」と呼ばれるシステムです。

DSP = UADプラグインを動作させるための内蔵プロセッサー

このDSPとは、パソコンでいうCPU(頭脳)のような部分で、これが多ければ多いほど一度にたくさんのUADプラグインを扱うことができます

そしてその種類は、大きく4つに分かれているのですが・・・

・Solo – SHARCプロセッサー1基搭載

・Duo – SHARCプロセッサー2基搭載

・Quad – SHARCプロセッサー4基搭載

・ラックタイプの上位モデル – 6基搭載

UAD関連の製品を見てみると、「なんでこんなに種類があるんだ!」と思ってしまうくらいたくさんありますが、これにはDSPの容量も関係しているんですね。

プラグインによってどのくらいDSPを消費するかは異なりますが、あらかじめ使いたいプラグインが決まっているなら、下記のこのチャートを参考にして決めるのも良いでしょう。

参考: UAD-2 DSPチャート

ただ、プラグインは後から欲しい物がどんどん出てくるのが世の常というもの・・・始めからどれを選べばよいかを決めるのは少し難しいかなと感じます…

 

なので、UADを5年以上使っている僕の主観で、どのDSP容量を選ぶべきか、それぞれのイメージについてお話していくので参考にしてみて下さい。

「Solo」だと、プラグインによっては1つか2つしか同時に使えないので、これからいろいろUADプラグインを使ってみたいという人には、あまりおすすめしません

最低でも「Duo」を選ぶか、今使っているミキシング/マスタリング系プラグインをどんどんUADに移行させていきたいという人なら「Quad」を選ぶのが良いでしょう

「もう俺はUADを信頼しているから、ボーカルやギターなどをたくさん録音して、複数チャンネルやマスターバスにもUADを使いたいんだ!」という人ならDSP6基を搭載した「ラックタイプ」がおすすめです。ただこれは価格もプロ級なので、音楽で飯を食っている, これからプロを目指していくという人にしかおすすめしません。

ちなみに僕は変則的な組み合わせで3基分のDSPを使っていますが、意識して節約すればなんとか足りるかなというレベル。(たまに足りなくなります…😥)

なので、「Quad」なら、DSP容量的にたいていの人が安心できるレベルだと思いますね。

 

こんな感じですが、DSPについてはなんとなくイメージが湧いたでしょうか?

まだ迷っているという人は、TwitterのDMで気軽に相談していただければと^^

次からは、詳しい製品の解説をしていきます!

DSPシステムのみ

まずは、「オーディオインターフェースをすでに持っている」という人向けの製品からみていきましょう。

翁
正確には「アクセラレーター(オーディオインターフェース機能のないDSPシステム」の紹介じゃな。

・今持っているオーディオインターフェースに満足している

・現在UADを使っているけど、DSPが足りないので追加したい

・オーディオインターフェースは後で別のものを購入する予定

これらの人におすすめですね。

UAD-2 Thunderbolt

価格帯: 73,800円〜

接続端子: Thunderbolt

まずこちらは、Thunderbolt端子を搭載しているマックのみに対応したDSPです。

オーディオインターフェース内蔵タイプと違うところと言えば、録音時に「Unison」というUADプラグインのかけ録り機能が使えないことでしょうか。

簡単に紹介すると、録音時にUnisonという機能を使って録ることで、アナログ独自の挙動を再現するというかなりマニアックな機能です。

参考: アナログ特性自体を制御するapolloのUNISONテクノロジー – DTM Station

まあ、Unison機能を使わなくても録音時にプラグインをかけることはできるので、「そんなマニアックな機能は必要ない」という人は、気にしなくていいでしょう。

僕もそういった機能があるから使っていますが、正直なくても別に構わないという程度の機能ですね。(実際にスタジオのような規模感で試してみたこともないので、あくまで自宅環境なら必要ないかなといった感じ)

UNIVERSAL AUDIO / UAD-2 Satellite Thunderbolt QUAD CORE – サウンドハウス

UAD-2 TB3

価格帯: 88,000円〜

接続端子: Thunderbolt 3

これは「Thunderbolt 3」という規格に対応した機種で、マックとウィンドウズの両方で使うことができます。

Thunderbolt 3は、USB-Cの形をした新しいタイプの端子で、最近のマックならこの端子のものが多いです。ウィンドウズはパソコンによってThunderbolt 3端子がついていないことがあるので要注意ですね。

UNIVERSAL AUDIO / UAD2 SATELLITE TB3 QUAD CORE – サウンドハウス

UAD-2 USB

価格帯: 85,000円〜

接続端子: USB

Thunderbolt 3を搭載していないウィンドウズのパソコンを使っているという人は、このUSBタイプを選びましょう。

マックユーザーも、USB3.0端子のついているパソコンを持っているなら、このDSPを使用することができますよ。

UNIVERSAL AUDIO / UAD2 SATELLITE USB QUAD CORE – サウンドハウス

DSP内蔵型オーディオインターフェース(置き型)

ここからは、DSP内蔵型オーディオインターフェースの紹介です。

・オーディオインターフェースも品質の良いものに買い替えたい

・UAD独自のUnison機能を使って録音したい

・UADプラグインと一緒に使いやすいオーディオインターフェースが欲しい

こういった人におすすめですよ。

Arrow

価格帯: 58,000円

接続端子: Thunderbolt 3

2018年に発売された、今回紹介する中でも一番リーズナブルな機種です。

DSPは一基(Solo)なので、多くのUADプラグインを当時使用することはできませんが、「外出用で使いたい」「ギターエフェクトをメインで使いたい」という人におすすめですね。

最近はコロナで音楽需要が増えたので、どこも品薄状態です・・・

Apollo Twin

価格帯: 64,800円〜

接続端子: Thunderbolt/Thunderbolt 3

UADの中でも、今や定番の人気機種です。

「Apollo Twin」→「Apollo Twin MKⅡ」→「Apollo Twin X」

このように進化を重ねて、今は「Apollo Twin X」が最新機種ですね。

「MKⅡ」に比べて音質が向上したのと、端子が「Thunderbolt 3」に変わったというのが大きな変化です。

ちなみに僕は「Apollo Twin MKⅡ」をずっと愛用していますが、使い心地には満足しています。(本当はApollo Twin X欲しいけど・・・)

Apollo Twin MKⅡ - Universal Audio
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UNIVERSAL AUDIO / APOLLO TWIN X QUAD – サウンドハウス

Apollo X4

価格帯: 195,000円

接続端子: Thunderbolt 3

12IN/18OUTで、業務用のラックモデルに匹敵する品質のモデルです。

DSPは4基(Quad)で、Thunderbolt 3に対応。

「Apollo Twin」と「ラックモデル」の差を埋めるような製品ですね。

UNIVERSAL AUDIO / APOLLO X4 – サウンドハウス

DSP内蔵型オーディオインターフェース(ラック型)

ここからは、ラックタイプの業務用オーディオインターフェースを紹介しましょう。

主にスタジオ用の「Apollo Xシリーズ」と、ライブのPAで使える「Live Rackシリーズ」の2種類があります。

Apollo X6/X8/X16

価格帯: 220,900円〜

接続端子: Thunderbolt 3

端子はThunderbolt 3で、DSPは全機種とも6基ついており、「X6」「X8」「X16」の数字はそれぞれのアナログI/Oの数を表しています。

Unisonが使えるマイクプリの数も機種によって違っているので、一度に多くのかけ取りがしたいという人は、より上位のモデルを選ぶ必要がありますね。

音質、使い勝手ともに、Universal Audioの中で最高クオリティーの製品です。

UNIVERSAL AUDIO / APOLLO X6 オーディオインターフェイスThunderbolt 3 – サウンドハウス

UAD-2 Live Rack

価格帯: 340,000円〜

接続端子: Thunderbolt 3

コンプやEQなどのライブで使うようなエフェクトが、あらかじめ内蔵されたライブラックです。

とにかくライブの厳しい環境に耐えうるよう、プラグインによる遅延が最小限に抑えられていたり、予備電源ポートを搭載していたりします

僕は相棒の「Apollo Twin」を持ち込んでバンドのPAをした経験がありますが、やはりスタジオ仕様のオーディオインターフェースなので、結構やりづらかったですね。笑

ライブ専用に設計されたこのラックなら、遅延も少なくきっと安心してオペができるでしょう。

UNIVERSAL AUDIO / UAD-2 LIVE RACK CORE – サウンドハウス

結局どれがおすすめ?迷ったらこれを選ぶべし

いろいろ紹介しましたが「どれがおすすめなの?」と聞かれれば・・・

UNIVERSAL AUDIO / APOLLO TWIN X QUAD – サウンドハウス

やはりDSPを4基積んだ最新機種、「Apollo Twin X Quad」をおすすめしますね。(お持ちのパソコンが「Thunderbolt 3」に対応していなければ「Apollo Twin MKⅡ Quad」になります)

「Arrow」だとDSP一基なので明らかに容量不足だし、ラックタイプは本格的にスタジオ作るくらいの規模じゃなければ不要です。

「Apollo Twin X Duo」は値段は少し安いですが、僕の感覚だと若干DSPが足りないかなと感じてしまうので、もしギリギリ足りないとなった時に新しく買い足すコストを考えると、はじめに少しばかり頑張って購入する方が良いかなと思います

UADが使えるオーディオインターフェースを全部まとめてみた| まとめ

以上、UADを使うためのアクセラレーターのご紹介でした。

UADは、グラミー賞エンジニアも使う高品質なプラグインで、ユーザーの評判もかなり高いのが特徴です。

気になっている人はぜひ手に入れて、その実力を確かめてみてくださいね😉

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