今日は、僕も普段から使っている「Udemy」というオンライン学習サービスを紹介します。
コロナ以前から「Cousera」や「Barklee Online」「MasterClass」など、音楽制作が本格的に学べるサイトは多くありましたが、最近こういった状況の中で、自宅学習の流れがさらに加速しているように思います。
音楽制作や音楽理論はYouTubeでも学べるのですが、広告が入っていたり、体系立てて学べる講座がなかったりと本格的な学習にはあまり向いていないんですよね。
Udemyは上記3つに比べて、安いわりにプロフェッショナルな講師陣が多く、まとまった良質な講座がたくさんあるのもおすすめポイントのひとつ。
この記事を読めば、以下のようなことがわかります。
- Udemyはどのようなサービスなのか?
- Udemyで学習するメリット
- おすすめの音楽系講座
- Udemyに関する疑問
それではさっそく見ていきましょう。
Udemyとは?
Udemyは自宅で学べる世界最大級のオンライン学習サービスで、音楽だけでなく「プログラミング」「自己啓発」「マーケティング」「動画編集」「フィットネス」などいろんなジャンルの講座があります。
「日経新聞社」や「資生堂」などの大手企業も、「Udemy Business」という企業向けのサービスをスキルアップ制度として導入していることから、Udemyの知名度の高さと信頼性がうかがえますね。
以前は日本語の講座がほとんどなかったのですが、コロナの影響もあって日本語の講座は一気に増えたように思います。
ただ、Udemyは誰でも講師として講座を開くことができるので、質の高くない講座があるのも事実。
少なくとも音楽ジャンルでは、日本語コンテンツで質の高いものがそこまで多くないので、いま学ぶなら英語の講座の方が圧倒的におすすめです。
Udemyで学ぶ4つのメリット

いろんな学習サービスがある中で、Udemyで学ぶメリットはどこにあるのでしょう?
最初に紹介したように、今はオンライン学習サイトがたくさんありますが、その中でも僕がUdemyを使い続けている理由は全部で4つあります。
これを順番に見ていきましょう。
1. いろんなジャンルに対応している
Udemyでは音楽ジャンルだけでも、さまざまな講座があります。
Logic ProやCubaseなどの「DAWを学べる講座」をはじめ、「音楽理論」「オーケストレーション」「ボイストレーニング」「楽器の演奏」「映画音楽の作曲」など、いろんなジャンルに対応しています。
コンテンツの内容も濃いので、僕も「何か新しいことを学びたい時は、とりあえずUdemyで検索してみる」ことが多いですね。
2. 体系的にまとめられたコンテンツ
「何か学ぶ時はとりあえずYouTube」という人も多いかと思いますが、YouTubeとの一番の違いはコンテンツの「質」にあります。
YouTubeでも良質なコンテンツはありますが、素人が作ったような低品質のコンテンツも多く、質の高いものにたどり着くまでに時間がかかります。
コースではなく単発動画が多いので、基礎から深いところまで一気に学べないというのもYouTubeのデメリットかと思います。
その点、Udemyは「コース学習」が基本となっているので、学びたいコンテンツを体系的に学ぶことができます。
例えば、ギター講座なら「弦のチューニング」にはじまり、「各コードの押さえ方」「アルペジオ奏法」「実際の曲の演奏法」など、1つの講座に基礎から応用まで一通りのコンテンツが揃っていることが多いですね。
3. 広告がない
Udemyは有料サービスなので、広告が入っていません。
広告は興味がなければわずらわしいだけですし、興味を引くものであればそっちに興味を持っていかれて、学びが中断されてしまう可能性もあります。
あと、YouTubeは学びのプラットフォームではないため、視聴者を別のおもしろい動画や興味を引く動画に誘導させるためのアルゴリズムに支配されています。
何かを学ぶなら気を引かれるものが少ないプラットフォームの方が良いので、その点シンプルなデザインのUdemyは、学習にぴったりのプラットフォームと言えますね。
4. 料金が安い
Udemyを見て気付いた人もいるかもしれませんが、Udemyの講座は1つ数千円〜数万円くらいです。
「全然安くないじゃないか!」
と言われてしまいそうですが、実はUdemyは頻繁にセールをやっています。
僕もセール以外の時は買ったことがないですし、セール期間中なら1つ2,000円ほどですべての講座が受講できるので、よほど緊急で何か学ばなければならないことがある時以外は、セールをうまく利用してお得に使いましょう。
Udemyのおすすめコース
ここでは、いくつか音楽系のおすすめ講座を挙げていきます。
1. 音楽理論
・Music Theory #1- Circle of 5ths Master Class 12 Keys
・Music Theory Comprehensive Complete: Part 4, 5, & 6
1つめは、5度圏の使い方や応用方法についての3時間のコースです。このあたりの考え方を知っておくと、音楽制作への理解が深まります。
2つめは、モードをはじめとする音楽理論の応用編で、一通りの音楽理論を理解している人におすすめです。
2. DTM/作曲
・Music + Audio Production in Logic Pro X – The Complete Guide
・Orchestration 1: Compose Orchestral Music for Strings
・What No One Taught Me as a Film, TV, & Game Music Composer
1つめは、Logic Proと一緒に音楽制作の基礎も学べるコース。
2つめは、オーケストラのストリングスの打ち込みを、Logic Proを使って解説しているコースです。
3つめは、映画やゲーム音楽の作曲についてのコースです。こちらは84時間の大容量コンテンツですが、セールだと2,000円以下で購入することができますよ。
セールを活用してお得に購入しよう

セールは月に1回以上あるので、受講したいものが見つかったらセールまでしばらく待ってみると良いでしょう。
講師がセール対象にするかどうかを選べるので、中にはセールの対象になっていないものもありますが、音楽系だと多くのコンテンツがセールになっている印象ですね。
注意点としては、ブラウザのシークレットモードやプライベートモードでみると定価になってしまう可能性もあるので、ブラウザは通常のモードにしてセールをチェックしてみてください。
返金制度はある?
Udemyには、30日間の返金制度があります。
コースを買ってみて、「思っていたものと違うな」というのはよくあることなので、満足できなければ返金制度を利用しましょう。
僕も何回か、この制度を利用したことがあります。
「なぜ返金制度を利用するのですか?」なんていう運営会社からの面倒な質問もないので、かなり気軽に返金制度を利用することができますよ。
Udemyを活用して独学でDTMをマスターしよう! | まとめ

日本での知名度はまだまだですが、Udemyは世界的にはかなり大きなプラットフォームです。
音楽以外にも何か学びたいことがあるなら、積極的に利用していきましょう。
個人的には基礎的な部分はとりあえずUdemyで体系的に学び、応用的な技術やテクニックはYouTubeを参考にするというのが賢いやり方かなと思います。
Udemyがあれば高額なレッスンや学校に行く必要もなくなるので、今はやる気さえあれば何でも学べる時代です。
こういったサービスを積極的に活用して、効率よく音楽制作を学んでいきましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。