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GRM Tools Spacesを使ってクリエイティブな空間処理をしよう

総合評価:

フランスの伝説的な研究機関「Ina-GRM」による空間系プラグイン。他のプラグインには真似できないような特殊な空間処理が可能。

リット

デメリット

  • 他には無いユニークなツール
  • ステレオからサラウンドまで対応
  • XYパッドによる直感的な操作
  • 複数のパラメーターをモジュレーション操作
  • デザインが古い
  • プリセットが少ない

最近、空間系の処理ができるプラグインを探していますが、いまいちピンとくるものがありません。

Dolby Atomos対応のプラグインはたくさん出てきていますが、もっと音像をぐっちゃぐちゃにかき乱せるようなクリエイティブなプラグインが欲しいんですよね。

「何かいいものないかな〜」と思っていろいろ探していたところ、やっぱり昔から評価の高い「Ina-GRM」のプラグインに落ち着きそうです。

今日は、GRMプラグインの中でも空間系に特化した「GRM Tools Spaces」について紹介します。

GRM Tools Spaces – PluginFox

ステレオ空間やサラウンド空間で、音を飛ばしたり回りたりといった処理に興味のある人はぜひチェックしてみてください。

目次

Ina-GRMについて

Ina-GRMは、1958年にピエール・シェフェールによって創設された、電子音楽や音響に関する研究機関です。

参考: INA GRM:実験音楽の過去/現在/未来 – Ableton

そんな最先端の音の研究を続けるIna-GRMが、これまでの研究と実験の成果によって開発したのが「GRM-Toolsプラグイン」。

今日ご紹介する「Spaces」というバンドル以外にも、

  • 周波数変化や時間的変化をフリーズして音のレゾリューションを変化させる「Grinder」
  • 入力信号からサンプルされた音を補間してスムージングする「Evolution」
  • ディレイ、フィルタと周波数スライドによるエフェクト処理が可能な「Fusion」
  • ディレイとモジュレーション付きの2つの独立したピッチトランスポーズ「Pitch Accum」
  • 周波数スケーリングとシフティングのコンビネーションによるサウンド・デザイン・ツール「Shift」

といった、独特なプラグインを多数リリースしています。

これらのプラグインもかなり面白い音づくりができるので、ぜひチェックしてみて欲しいところ。

Ableton Liveをお持ちの方は、GRMの膨大なアーカイブから厳選されたサンプルパックをダウンロードすることができるので、こちらも要チェックですよ。

Ina-GRMのサンプルパックをダウンロードする

GRM Tools Spaces

GRM Tools Spacesは、6つのサウンドデザインツールが含まれるバンドルです。

ここでは、その中でも特に重要な3つのプラグインについてご紹介していきます。

Space

Spaceは、XYパッドに表示されたスピーカーやリスナーの配置を自由自在に設定したり、配置を時間経過に合わせて変化させるプラグインです。

スピーカーは最大32chにまで対応しており、ドップラーエフェクトなどを使った多様なパンニングが可能。

円のような動きだけでなく、自分でパターンを描写することもできます。

パラメーターがいろいろあるので使い慣れるまで少し時間がかかりそうですが、通常のパンナーよりいろんな処理ができるので、慣れるとけっこう面白いプラグインですね。

Space Filter

Space Filterは、周波数を4つの帯域にわけて別々のパンニング処理を行うマルチバンドパンナーです。

声の帯域だけを左右に行き来させたり、左右のスピーカーを行き来する音の周波数帯域を時間経過に合わせて変化させたりと、かなり特殊な処理ができます。

今まで帯域ごとにパンを振ろうなんて発想はまったくなかったのですが、これも使ってみるとなかなか面白く役立ちそうです。

Space Grain

僕がこのバンドルの中で一番使えそうだなと感じたのが、このSpace Grainです。

これは音を粒子のようにして、粒子の配置をコントロールすることで空間的なエフェクトをかけるプラグインです。

ちょっと文字で説明するのが難しいですが、動画を観れば何ができるのかがよくわかると思います。

GRM Tools Spacesを使ってクリエイティブな空間処理をしよう | まとめ

空間系プラグインは、やはりXYパッドで直感的に操作できるものが使いやすいですね。

パッと見ただけでは何に使うのかわからないようなパラメーターもありますが、使いこなせれば他のプラグインではできないような特殊な処理ができるようになるでしょう。

GRMツールは他にもたくさんあり、それらを組み合われば、オリジナルの音からは想像もつかないような新たなサウンドを得ることもできます。

興味がある方はデモ版もあるので、ぜひGRMのいろんなプラグインを試してみてください。

Ina-GRM所属アーティストによる実験的な音楽もとても興味深いですよ。

Ina-GRM – Newtone Records

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

GRM Tools Spaces – PluginFox

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