Sound Guru「The Mangle」| 圧倒的なコスパのグラニュラーシンセ

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Issey
作曲家、音響エンジニア
23歳で音楽制作を始め、「Ohme」「Issey Kakuuchi」名義で国内外のレーベルからリリースを行なっている。 クラブやライブイベントの音響エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、現在は映画の作曲、MA、アーティスト活動に加えて、音楽アプリ、オウンドメディア、医療クリニックへの楽曲提供など、様々な分野で活動している。

著書: AI時代の作曲術 - AIは音楽制作の現場をどう変えるか?

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最近アンビエントを作るので、グラニュラーシンセをいろいろあさっています。

そんな中、僕の大好きなアーティストが使っていたグラニュラーシンセがめちゃめちゃ使いやすく最高だったので、この記事で紹介していこうと思います。

それが、Sound Guruから販売されている「The Mangle」というプラグイン。

The Mangle – Sound Guru

すごく使いやすいのに、19.99ポンド(約3,000円)とかなり安いので、アンビエントを作る人ならぜひ持っておきたいプラグインです。

このプラグインについて解説する前に、まずは「グラニュラーシンセって何?」というところから説明しておきますね。

グラニュラーシンセとは?

グラニュラーシンセとは、オーディオを小さな単位(サンプル)に分割し、各サンプルをランダムに再生したりスキップしたり、逆再生したりすることで音を作り出すシンセサイザーのこと。

おそらく多くのアンビエントやエクスペリメンタル方面のアーティストが使っていると思いますが、奇妙な音や複雑なパッドサウンドなど、通常のシンセサイザーでは作れないような特殊な音を作れるのが、グラニュラーシンセの大きなメリットです。

ソフトウェアから高価なハードウェアまで、現在さまざまなグラニュラーシンセが販売されています。

Sound Guru「The Mangle」の特徴とメリット

The Mangle Trailer & Demo 

The Mangleはシンプルで直感的な見た目と、価格の安さが大きな特徴。

LFOやランダムソースを「モジュレーションレート」や「ピッチ」などにアサインすることで、アンビエントのそれっぽいサウンドが簡単にできてしまいます。

このアサインを「ドラッグ&ドロップ」で直感的にできるというのも、メリットの1つですね。

さらに8つまで自分の好きなサンプルを読み込むことができたり、シーケンサーによってリズムパターンを生成できたりと、シンプルながらいろんな機能が充実しています。

Sound Guru「The Mangle」の使い方と参考動画

僕がThe Mangleを見つけたのは、たまたまYouTubeで大好きなアンビエントアーティスト「Alaskan Tapes」の制作風景を観ている時でした。

使い方に関しては、一応オンラインマニュアルもあるのですが僕はまったく観ておらず、むしろ彼の動画を観た方がわかりやすく曲作りの参考になったので、そちらを載せておきます。

Making an ambient track (ep. 3) (Organelle, ORAC, Mood, DarkWorld, etc.)

今のところYouTubeには3本の制作動画がアップロードされていますが、どれもThe Mangleをメインに曲作りをしていますね。

たまにギターを弾いたり、外部エフェクターを使って音を加工したりしていますが、このソフトウェア1つでいろんなアンビエントサウンドが作れることがわかります。

特に難しいことをしなくても、彼と同じようにパラメーターをちょろっといじれば、それっぽいサウンドができてしまうので本当におすすめですよ。

あと彼が動画内でもよく使っているGuitar Rigのリバーブとエコーの組み合わせも、アンビエントとかなり相性が良いのでおすすめです。

Sound Guru「The Mangle」 | まとめ

今回は特にたいした紹介もしていませんが、The Mangleは一度使ってみればきっとその素晴らしさがわかるでしょう。

僕はArturia「Pigments 3」のグラニュラーシンセもよく使っていますが、The Mangleの方が簡単で使いやすいです。

アンビエントパッドやドローンサウンド、他のアーティストとは一味違うサウンドを求めているという人はぜひデモ版から使ってみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます🙂

The Mangle – Sound Guru

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この記事の著者

Isseyのアバター Issey 作曲家、音響エンジニア

23歳で音楽制作を始め、「Ohme」「Issey Kakuuchi」名義で国内外のレーベルからリリースを行なっている。 クラブやライブイベントの音響エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、現在は映画の作曲、MA、アーティスト活動に加えて、音楽アプリ、オウンドメディア、医療クリニックへの楽曲提供など、様々な分野で活動している。

著書: AI時代の作曲術 - AIは音楽制作の現場をどう変えるか?