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定番コンプレッサー「dbx160a」を使ってみた感想

今回は、スタジオ定番のコンプレッサー/リミッターである「dbx160a」を紹介します。

実は、前に「実機とプラグインはどれくらい違うんだろう…?」という素朴な疑問からdbx160aコンプレッサーを購入していたのですが、家でほぼ放置状態でした・・・

時間ができたので、アナログシンセと繋いだりしていろいろ試してみましたが、やはり実機はいい音がするものですね😃

忘れないうちに、このことを記事にまとめておきます。

 

この記事を読めば、以下のことがわかります。

・dbx160aについて

・実機とプラグインの音の違い

・dbx160aはどんな場面で使えるのか?

さっそく、みていきましょう!

dbx160aコンプレッサー/リミッターとは?

dbx160aは、VCAタイプのモノラルコンプレッサーです。

スタジオやPAの定番機材で、主にベースやボーカル, パーカッションなどに使われることが多いようですね。

古い機材なので店舗での取り扱いは少ないですが、オークションサイトなどを使えば、わりと安くて状態の良いものが手に入ります。

 

dbx160aは、アタック, リリースなどの細かい調整はできず、「スレッショルド」「レシオ」「アウトプットレベル」のみをコントロールして音を調整していきます。

細かい設定をしなくてもいい音が鳴ってくれるというところも、コンプの定番として君臨している理由の1つなのかもしれません。

dbx160aのサウンド

肝心のサウンドですが、キツめにコンプレッションをかけると、パキッとしたアタック感の強い音になります。

例えば、暴れやすくアタック感の出にくいベースなどに使えば、まとまりが出て、かつアタックのはっきりしたサウンドにすることができそうですね。

リードシンセやドラムにも、すごく合いそうなサウンドだと感じました🙂

 

そして、dbxのコンプレッサーには「OverEasy」というスイッチがついているのですが、これはいわゆる「ソフトニー」のことで、高いレシオで使用したい場合でも、ソフトニーをオンにしておけば自然なコンプレッションを得ることができるという仕組み。

ツマミが少ないながら、最低限の機能はしっかり備えているので、いろんな場面で重宝しそうです😃

実機とプラグインの違いについて

さて、dbx160aは有名な機材なので、いくつかのメーカーがプラグイン版を出しています。

「WAVES」と「UNIVERSAL AUDIO」は、どちらも有名なプラグインメーカーですね。

今回は、実際にUADバージョンと実機を比較してみました。

個人的な感想としては、プラグイン版は実機と比べてもかなり音のキャラクターが似ていましたが、「自然なコンプ感」という点では実機の圧勝だと感じました。

設定もほとんど一緒にしたのですが、結構かかり方に差がありましたね。

実機とプラグインのどちらを使えばいいのか?

できればいつも実機を使いたいですが、さすがにプラグイン中心で作曲していると、毎回ケーブルを差し替えたりするのはかなり面倒だと思います・・・

では、プロのアーティストは「実機」と「プラグイン」どちらを使っているのでしょう?

 

例えば、Einmusikというアーティストは、ベース用のアナログシンセ「Moog Sub37」をdbx160aに繋いで使用しています。

1:50あたりからdbx160aが紹介されている

このように実機にこだわるアーティストがいる一方、「Disclosure」というアーティストは、ベースライン用のソフトシンセに、ほぼ毎回「WAVES dbx160 Compressor」を使用しています。

5:39からベースラインにdbx160を使用している様子がわかる 

プロとして活躍するアーティストでも、プラグインを駆使して音作りをする人もいれば、アナログにこだわる人もいて、一概にどちらが良いとは言えません。

結局のところ、「プラグインでも納得できる音ができる」「音質より利便性をとる」のならプラグインを使ってもいいし、「アナログギアの音じゃないと納得できない!」というのならアナログギアを使えば良いだけの話。

いい曲を作るのに「実機を使うべきか?それともプラグインを使うべきか?」という問題はそれほど重要ではないということがわかりますね。

dbx160aはどんな場面で使えるの?

dbx160の使い方については、マニュアルに応用方法が書かれているのですが、ここでいくつか紹介していきましょう。

参考: dbx160A – マニュアル

ギターやシンセにサステインを追加する

アタック感の強いギターやシンセにサステインを与えるには、dbx160Aのレシオを10:1に設定し、スレッショルドを調整してギターやシンセの大部分にコンプがかかるようにします。

こうすることでアタック感を減らし、相対的にサステインの長い音に変化させることができるという仕組みです。

さらにマニュアルには、こう書かれています。

ギターやシンセサイザをデジタル形式で録音するとき、高いレシオでコンプレッションすると、多くの場合「アナログ系」の感覚がよみがえります。

ソフトシンセの音をアナログっぽい音にしたいという時も、ちょっと面倒ですが一度アナログコンプを通してやると、アナログシンセっぽい音にすることができます。

厚みのある締まったキックを作る

モワッとしたキックに厚みを出すには、レシオ6:1, OverEasyをオンにした状態で、15dBのゲインリダクションがかかるようキックを調整します。

これで打音が強調され、無駄な低音がコンプレッションにより締まることで、厚みのあるタイトなキックを作ることができます。

 

他にもいろんな使い方がマニュアルには載っているので、dbx160aを購入された方はぜひ読んでみてくださいね🙂

定番コンプレッサー「dbx160a」を使ってみた感想 | まとめ

プラグインメインでDTMをする人でも、アナログ機材の音を知っておくと、より一層音作りの幅が広がるような気がします。

今回紹介したdbx160aなどは1~2万円くらいで購入できるので、気になった人はオークションやフリマサイトを覗いてみると良いでしょう。

この記事が、みなさんの参考になれば嬉しいです🙂

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