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【レビュー】「ISO Acoustics」安くて高品質なスピーカースタンド

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「ISO Acoustics」は信頼できるメーカーなの?音質アップの効果はあるのかな?

今日はこんな疑問に答えます。

「スピーカースタンドを導入したいけど、どれにすればいいのか迷っている」「もっとスピーカーの音質を向上させたい」という人は、ぜひこの記事をご覧ください。

特に、安くて高品質な卓上スタンドを探しているという人には、今から紹介する「ISO Acoustics」がピッタリですよ😌

ISO Acousticsとは?

ISO Acoustics「ISO-130」- サウンドハウス

ISO Acoustics(アイソアコースティクス)は、2012年からオーディオ用アイソレーターを販売しているカナダのブランド。

その独自のアイソレーションシステムは特許取得済みで、多くのプロ現場やオーディオマニアに愛用されています。

IsoAcousticsは、特許取得済みの設計に基づいて、プロフェッショナルオーディオとホームプロジェクトスタジオ、HiFiとコンシューマー市場、およびプロオーディオ、HiFi、ライブサウンドを含む大規模アプリケーション向けの製品を開発しました。IsoAcousticsディストリビューションは、プロオーディオとホームオーディオの別々のチャネルで構成され、これらのチャネル内で製品開発が行われます。この比較的短い期間で、IsoAcousticsは急速に成長し、現在60か国以上で販売されています。

IsoAcoustics

ISO Acousticsのモニタースタンドは、「Steve Aoki」「Amtrac」といったプロのスタジオにも導入されています。

こちらは、Steve Aokiのラスベガスのスタジオ。

Steve Aokiのラスベガスのスタジオ

ちょっと見にくいですが、中央の小さなモニタースピーカーにISO Acousticsのスタンドが使われていますね。

こちらのAmtracの自宅スタジオのスピーカーにも、同じくISO Acousticsの卓上モニタースタンドが使われています。

Amtracの自宅スタジオ

このように自宅スタジオから大きなスタジオまで、いろんな場面でISO Acousiticsのモニタースタンドが使われていることが分かります。

さて、ISO Acousticsが信頼できるメーカーだということは分かりましたが、モニタースタンドを使うと、いったいどんな効果があるのでしょうか?

次に、DTMerがモニタースタンドを使うメリットについて見ていきます。

モニタースタンドって意味あるの?

正確なモニタリングを行うためには「スピーカーの配置」「フォーカス」「アイソレーション」の3要素が重要になりますが、ISO Acousticsの製品を使えば、文字通り「アイソレーション」を高めることができます

アイソレーションは「隔離・独立」という意味で、音質に悪影響を与える「振動」などの要素から独立させるという意味じゃな。

スピーカーから音が出る時は本体も振動しているので、その振動がスピーカースタンドやスピーカーを置いている台に伝わり、音をにごらせたり定位をぶれさせてしまいます・・・

特に低音は音のエネルギーが大きいので、適当な台やテーブルに置いてしまうと、その振動によって音がぼやけてしまいがち。

ISO Acousticsを使えば、低域の振動を吸収することで音の定位がしっかりと定まり、その曲がもつ本来の音を引き出してくれます。

低域が安定すれば、中高域の輪郭りんかくもくっきりするので、ボーカルやその他の楽器もしっかり前にでてきてミックスがとてもやりやすくなるのも大きなメリットですね。

実際にどのくらい音質が変わるのか知りたいという人は、こちらの動画を観れば、ISO Acousticsのモニタースタンドの効果を確かめることができますよ。(ヘッドフォン推奨)

IsoAcoustics AMAZING Studio Monitor Isolation Demo

ISO Acousticsはこんな人におすすめ

ISO Acousticsは、こんな人におすすめです。

・専用のスピーカースタンドを持っていない

・適当な台やカラーボックス等にスピーカーを置いている

・ミキシングがもっとうまくなりたい

・クリアな音で音楽を楽しみたい

実は僕が初めてスピーカーを購入した時、ニトリのカラーボックスや勉強机にスピーカーを置いていました…笑

特に音質については気にしていなかったのですが、ISO Acousticsの卓上スタンドを購入して試してみたところ、かなり細かい音まで聴き取りやすくなったことを覚えています。

スピーカーを買い換えようかなとも考えていたので、たった1万円程度でモニタースピーカーの音質が上がったのにはびっくりしましたね。

以前の僕のように、スタジオの設備がしっかり整っていない初心者の方が、劇的な音質の変化を体感することができますよ

ISO Acousticsの大きさはどれを選ぶべき?

ISO Acoustics ~ ISO-STANDシリーズ ~

ISO Acousticsのモニタースタンドは、大きさによって3つの種類に分かれています。

「ISO-130」「ISO-155」「ISO-200」と分かれていて、数字の部分は横幅(cm)を表しています。

以下のページで、自分のスピーカーがどのモデルに対応しているのかを確認することもできますよ。

参考: IsoAcoustics Choose Chart

また、ISO Acousticsには基本的な3つのモデル以外にも、アルミ削り出しの「Aperta Alminium」, スピーカーを横置きで使用するための「ISO-430」, サブウーファー用の「ISO-200 Sub」などがあります。

サブウーファーを持っている人や、横置きでモニターを使っているという人は、このような専用モデルを選ぶようにしましょう。

現在サウンドハウスで販売されているのは、「ISO-130」「ISO-155」「ISO-200」と「Aperta Alminium」の4種類です。

参考: ISO Acoustics製品一覧 – サウンドハウス

スピーカーの大きさや用途に合わせて、自分の環境にピッタリなものを選んでください😃

「ISO Acoustics」安くて高品質なスピーカースタンド| まとめ

ISO Acousticsのスピーカースタンドは「卓上タイプ」なので、すでに床置きのスピーカースタンドを持っている人や、これから床置きタイプを買おうと考えている人には必要ないでしょう。

ただ、床置きタイプは高品質なものだと値段もスピーカーぐらいかかってしまうので、手軽にスピーカーの音質を高めたいのならISO Acousticsのような卓上タイプがおすすめです。

現在、振動が伝わりやすい勉強机や、適当な台の上にスピーカーを乗せて使っているという人は、きっとISO Acousticsの効果を感じられるはず!

ミキシングやリスニングの質を高めたい人は、ぜひ検討してみてください\(^o^)/

参考: ISO Acoustics製品一覧 – サウンドハウス

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この記事の著者

Isseyのアバター Issey 作曲家、音響エンジニア

23歳で音楽制作を始め、「Ohme」「Issey Kakuuchi」名義で国内外のレーベルからリリースを行なっている。 クラブやライブイベントの音響エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、現在は映画の作曲、MA、アーティスト活動に加えて、音楽アプリ、オウンドメディア、医療クリニックへの楽曲提供など、様々な分野で活動している。

著書: AI時代の作曲術 - AIは音楽制作の現場をどう変えるか?