「週刊 スタジオ翁」ニュースレターの登録はこちら

PureMixで学ぶミキシングの基礎

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

PureMixは、世界レベルの著名エンジニアたちがミキシング・レコーディング・マスタリングについて解説してくれるサービスです。

PureMix – 公式ページ

音楽制作をはじめた頃から名前は知っていたのですが、当時はYouTubeの無料動画をちょこちょこ観るくらいでした。

最近、広告をよく目にするのでホームページに行ってみると、サブスク限定のコンテンツがめちゃくちゃ充実してそうたったので、さっそく登録してみることに・・・

結論から言えば、YouTubeでは学べないようなコンテンツがてんこ盛りで、ミキシング・マスタリングのスキルを上達させたいアーティストやエンジニアにはかなりオススメの内容となっています。

実際にサブスク会員となってコンテンツを漁ってみたので、その内容や感想をこの記事でお伝えしていきたいと思います。

PureMixについて

PureMixは動画講義が基本になっていて、実際に著名エンジニアが解説しながら作業を進めていきます。

動画では高価なスタジオ機材も登場しますが、プラグインが登場することも多いので、「同じ機材を揃えられないから解説されても意味ないよ…」なんて状況にはならないでしょう。

まったく同じ機材やプラグインを持っていなかったとしても、他のプラグインで代用できるので、音楽制作を始めたばかりの人でも学べることはたくさんあります。

世界的エンジニアからテクニックを学べるサービスとして、「Mix With The Masters」も有名ですね。

Mix With The Masters – 公式ページ

僕は登録したことがないのでわかりませんが、ここもかなりの著名人たちが集まっており、ミキシングやマスタリングのテクニックを学ぶことができます。

豪華な講師陣

PureMixには、とにかく一流のエンジニアがたくさんいます。

ロック界の重鎮「Chris Lord-Alge」、Daft Punkのアルバムを手掛けた「Mick Guzauski」、レディーガガやビヨンセのエンジニアもつとめる「Tony Maserati」など、登録されている講師はみんな一流アーティストとの仕事歴がありますね。

講師陣が著名アーティストを手掛けていると、実際のヒットソングを解説してくれていたりするので、すごく参考になります。

料金

PureMixには「3ヶ月プラン」と「1年プラン」があり、前者は月4,500円、後者は月3,000円くらいの料金です。

1年契約すると途中で解約できないのですが、コンテンツが豊富なので年間33,000円の価値はあるかと思います。

ちなみに、先ほど紹介したMix With The Mastersは年間319ドル(およそ35,000円)なので、年間プランでみるとほとんど変わらないですね。

PureMixのスゴいところ

ここで実際に使ってみてわかった、PureMixのスゴいところを5つ紹介します。

登録しようか悩んでいる人は、参考にしてみてください。

1. 世界レベルのエンジニアから学べる

先ほども紹介した通り、講師のエンジニアがかなり豪華です。

僕は個人的に、日本の曲のミックスバランスがあまり好きではないので、海外の著名エンジニアがたくさんいるというのはかなりのメリットでしたね。

どういう風に音を太くしているのか、何を意識して機材を使い分けているのか、などテクニックだけでなく一流エンジニアの視点も学ぶことができます。

2. 実際のヒットソングから学べる

権利などの関係でYouTubeなどには載せられないような楽曲でも、PureMixではプロジェクトファイルやプラグインまで詳しく見ることができます。

セミプロのような人が作った楽曲を解説されるより、実際にヒットした作品を解説される方が何倍も説得力がありますからね。

3. ビンテージ機材の扱い方を学べる

ビンテージ機材やプロのレコーディング機材って、実際に音が良いのはわかっていても僕たち一般人にはとても手が届かないですよね。

プラグインでもビンテージ機材を再現したものが山ほどありますが、本物を知っていてプラグインを使うのと、何も知らずにビンテージ機材を再現したプラグインを使うのでは、仕上がりや作業スピードに差が出てくると思います。

PureMixには、Urei1176やLA-2Aといったビンテージ機材を取り上げて解説してくれている動画もあるので、スタジオ機材特有の音を動画で学ぶことができるのは嬉しいです。

4. レコーディングやマスタリングも学べる

PureMixはミキシングだけでなく、レコーディングやマスタリングのコンテンツも充実しています。

なのでエンジニアだけでなく、レコーディングからマスタリングまで何でも1人でこなしたいアーティストの方にもぜひ登録してみてほしいですね。

5. いろんなコンテンツが盛り沢山

他にも「ミキシングコンテスト」といって、与えられたステムをどうミックスするのかを競うコンテスト(景品付き)が開催されていたり、「Start to finish」というレコーディングからマスタリングまでの一貫したプロセスを解説してくれるという、素晴らしいコンテンツもあります。

PureMix Mentors | Start To Finish Series With Greg Wells | Follow A Song From Idea To Record

コンテンツがかなり充実しているので、1ヶ月ではなく「3ヶ月」や「1年」のプランしかないというのも納得できますね。

PureMixで世界レベルのミキシングを学ぼう | まとめ

PureMixは、「レコーディングエンジニア」「ミキシングエンジニア」「マスタリングエンジニア」にはもちろんおすすめですが、先ほども言ったように「レコーディングからマスタリングまで何でも1人でこなしたいアーティスト」にもかなりおすすめです。

テクノロジーが発達したことで、今や何でも1人でこなしてしまうアーティストはたくさんいるので、1人のアーティストが全部の工程をこなしてしまうというのも不可能な話ではありません。

実際、プロのエンジニアレベルまで上達しなくても、アーティストがエンジニアリングを学ぶことは作品を作る上でもかなり役立つと思いますよ。

気になった人は14日間の返金保証もあるので、登録してみてはいかがでしょうか🙂

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

PureMix – 公式ページ

ニュースレターやってます。

最新の音楽AI事情、DTMに役立つコンテンツ、世界の音楽ニュースなどを毎週金曜日にニュースレターで配信しています。

無料です。

https://studiookina.beehiiv.com/

この記事の著者

Isseyのアバター Issey 作曲家、音響エンジニア

23歳で音楽制作を始め、「Ohme」「Issey Kakuuchi」名義で国内外のレーベルからリリースを行なっている。 クラブやライブイベントの音響エンジニアとしてキャリアをスタートさせ、現在は映画の作曲、MA、アーティスト活動に加えて、音楽アプリ、オウンドメディア、医療クリニックへの楽曲提供など、様々な分野で活動している。

著書: AI時代の作曲術 - AIは音楽制作の現場をどう変えるか?