【裏話あり】リリースのチャンスはリミックスコンテストで掴め!厳選海外サイト9選

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音楽を作り始めたばかりの無名の新人が、大手レーベルなどからリリースを行うのはなかなか至難の業です。

いくつものレーベルにミックスを送ってみても、曲すら聴いてもらえないというのはよくある話。

いきなりレーベルからリリースするのが難しいのなら、リミックスコンテストに参加することで道が拓けるかもしれません。

コンテストによっては入賞するのがそれほど難しくないものもあり、入賞すればSoundCloudの再生回数やアーティストページへのランディングが爆発的に多くなることもあります

リミックスコンテストに参加するメリットは、以下の4つです。

・レーベルからオリジナル曲を出すよりハードルが低い

・入賞すれば機材や賞金がもらえる

・入賞すればアーティストと繋がれる, 共作やリリースのチャンスも生まれる

・ステムをもとに作曲するので、イチから曲を作るより簡単

特に、EDM系はリミックスコンテストが多く開催されています。

EDMを作っているという人にはおすすめの戦略ですね。

リミックスコンテストとは

リミックスコンテストはアーティストやレーベルが主催しているもので、リリース済みの曲のステムが無料で提供され、参加者がそのリミックスの腕を競い合います

勝者には賞金や最新の機材, リリースのチャンスなどさまざまなプライズが用意さていれます。

ステム = 曲に含まれる楽器やエフェクト, ドラムなどの各トラックをオーディオファイルにまとめたもの

ステムは曲を構成するドラムやシンセ, ベース, ボーカルなど一通りダウンロードできるものが多く、リミックスではそれらを使ってオリジナルとは違った新たな曲を作ります。

イチから作るわけじゃないからアイデアも出やすいんだね。

ステムを使用していてもあまりに原曲がわからないようだとリミックスと呼べないので、原曲を知ってる人が聴いて「あっ、あの曲のリミックスだな」とわかる範囲でリミックスしましょう

次に、海外のリミックスコンテストのサイトを8つご紹介します。

リミックスコンテストが見つかる海外サイト8選

2020年現在で、大きなものだと8つのサイトを見つけることができます。

基本的に、この中からリミックスコンテストを探せばOKです。

他にもリミックスコンテストを取り扱うサイトはあるかもしれませんが、かなり規模が小さくなるのであまりおすすめしません。

それでは見ていきましょう。

Remix Comps

Remix Comps – https://remixcomps.io/

ここはいろんなリミックスコンテストを集めた、まとめサイトのようなものです。

今からご紹介する「METAPOP」「SKIOMUSIC」「SPLICE」「WAVO」などで開催されているリミックスコンテストは、このサイトで見ることができるので便利です。

Spinnin Records

Spinnin Records – https://spinninrecords.com/contest/

SpinninはEDMレーベルで最も有名だと言っても過言ではないでしょう。

リミックスコンテストは有名なアーティストが多く参加しており、ここで勝つことができればプロデューサーとして大きな一歩を踏み出せるでしょう。

Splice

Splice – https://splice.com/explore/contests

Spliceはもともとクラウドでの音楽制作を可能にするプラットフォームですが、リミックスコンテストも行っています。

あまり規模は大きくありません。

SKIO MUSIC

SKIO MUSIC – https://skiomusic.com/contests/remix?orderBy=published_date%20desc

ここはEDM以外にも、ポップやオルタナロックなどさまざまなジャンルのコンテストを取り扱うサイトです。

SoonVibes

SoonVibes – https://www.soonvibes.com/en/contests/

【裏話】リミックスコンテストで入賞すると起こること

8年ほど前(2012年ごろ)に、何度かリミックスコンテストに参加していた時期があります。

あまり大きなレーベルではありませんでしたが、あるリミックスコンテストに入賞したときの事をお話します。

そのコンテストは3位までに入ると、Beatportから楽曲がリリースされるというものでした。

ミックスはとんでもなく下手で曲の構成も単調でしたが、たまたま自分でも気に入ったメロディが生まれ運良く入賞させてもらいました。

Beatportからリリースなんて当時はすごいことだと思って大喜びしていましたが、実際はマスタリングも自分で行ったので、今では聴けたもんじゃないようなミックスをBeatportに載せることになってしまいました笑

実際に曲がリリースされると、こんなことが起こりました。

・リミックスコンテストを主催したアーティストから一緒に曲を作ろうと誘われた

・曲を見つけた、あるレーベルのオーナーからリミックスしてほしい曲があると頼まれた

・そのリミックスはBeatportやSpotify, Apple Musicなどで配信された

・レーベルオーナーと交流が深くなり、いろんなおすすめのアーティストを教えてもらった

・YouTubeなどに使われる曲の制作の仕事を依頼された

とても小さなコンテストで、賞金などもありませんでしたが、入賞したことでいろんなことが起こりました。

ただ、一緒に曲を作ろうと言われたところまでは良かったのですが、当時は制作のスキルなんて全然ないので良いアイデアも生まれず、僕の力不足のため、一緒に曲を作ったり交流をより深めるところまではいきませんでした

ありゃー、残念だねー。

これが、より大きな規模のリミックスコンテストなら、いろんなチャンスがやってくる可能性があります。

なのでコンテストに応募する際は、こういった可能性も視野に入れてチャンスを確実につかめるように準備しておくと良いでしょう

リミックスコンテストで上位に選ばれるための戦略とは

リミックスコンテストに入賞するには、いくつかのコツがあります。

・主催レーベルやアーティストのテイストが自分のスタイルと合っているか確認する

・主催アーティストの過去の作品などをチェックして、どのような楽曲が好まれるのか理解する

・応募が殺到していないような小さなコンテストを狙う

そのリミックスコンテストの審査員である主催アーティストが、どのような楽曲に惹かれるのか, 興味を持ちやすいのかを調べるのはとても大切です。

普通のコンペなどでは審査員の性格や好みなどは分かりませんが、リミックスコンテストに関していえば、事前に審査員の好みを知ることができます。

なので、審査員と自分の好みに共通点が多いほうが、コンテストで勝てる可能性が大きくなるのです。

戦略的に応募すれば、リミックスコンテストを攻略することができるぞ。

それを踏まえて、勝てそうなコンテストがあれば大きなものを狙っても良いですが、はじめは参加者が多い大きなものよりも、小さなコンテストを狙ってみるのがよいでしょう。

賞金がでないような小さなコンテストであっても、先ほどお話ししたように入賞することで得られる様々なメリットがあります

やみくもに応募するのではなく、ここで紹介したような方法を使って戦略的にリミックスコンテストに応募し、海外リリースができるよう頑張りましょう。

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