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【レビュー】XLN Audio「RC-20」- 手軽にLo-Fiサウンドが得られる汚し系プラグイン

XLN Audio「RC-20」は、音に「レトロな質感」を与えるためのエフェクトプラグインです。

レコード, ビデオテープ, カセットテープ, テープレコーダーといった古い機材のサウンドを手軽に再現できるので、「レトロハウス」「Lo-Fiヒップホップ」などを作りたい人にピッタリなプラグイン。

僕も実際に使ってみましたが、パラメーターもシンプルで使いやすく、初心者でも簡単にレトロサウンドを再現できる優秀なプラグインだな、と感じました。

この記事では、XLN Audio「RC-20」の特徴や使用アーティスト、RC-20はどんな人におすすめなのか?といったことを紹介していきます😃

XLN Audio「RC-20」のセール情報

XLN Audioは、最大で50%オフのセールを行っていることがあります。

現在セール情報はありませんが、このプラグインが気になっている人は、商品ページをチェックしておきましょう。

こちらはPlugin Boutiqueの製品ページです。

XLN Audio「RC-20」- Plugin Boutique

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XLN Audio「RC-20」の使用アーティスト

RC-20は、世界中のいろんなアーティストに使用されています。

ここでは、その一部を紹介しましょう!

大沢伸一

この曲では、ピアノとベースにRC-20が使われている

Mondo Grossoの大沢伸一さんが、下記インタビューでRC-20について語っています。

参考: 大沢伸一に訊く! – XLN Audio プロダクトインプレッション –

かなりの曲にRC-20を使っているようで、過度にかけるとワザとらしさがでてしまうものの、うまく扱えば生楽器系プラグインやシンセのリアリティが増して、いい感じになるとのこと。

Retro Colorに関しては説明が難しいですね…ただ、Retro Colorがあるのとないのとではリアリティ、現実味が違うんです。プラグインの音源でもピアノといえばピアノの音なんですけど、Retro Colorを挿すと、「どこのスタジオで録ったの?」っていう音になるんです。ポイントはその違いのテイストの問題で、楽器が変わっちゃうというか、僕にとっては劇的なんですけど、ただめちゃくちゃ音色を変えるエフェクターとは違うんですよね。

大沢伸一

アリアナ・グランデ

彼女のヒット曲「Thank U」では、レトロな質感を出すためにRC-20が使われています

アリアナ・グランデのプロデューサーが、彼女のヒット曲「Thank U」の作曲秘話について語っています。

1:45あたりで、RC-20の話題に触れていますね。

Chris Lake

1:35:17あたりでRC-20が使われています

DJ/プロデューサー「Chris Lake」のスタジオ動画です。

RC-20を使って、ボイスサンプルにディストーションを与えています。

San Holo

18:53あたりでRC-20が使われています

DJ/プロデューサーの「San Holo」は、Lo-Fiプラグインが大好きだそうです。

なかでも、RC-20はお気に入りのようですね。

Throttle

24:45あたりでRC-20が使われています

DJ/Producerの「Throttle」はこの動画で、ストリングの耳に痛い部分をやわらげるためにRC-20を使っています。

RC-20のようなLo-Fiプラグインを使えば、EQではなく自然なカタチで高域をやわらげることもできます。

XLN Audio「RC-20」の特徴とメリット

ここからは、RC-20の特徴やメリットについて紹介していきます。

RC-20の特徴・機能

RC-20の効果が2分でわかる動画

上の動画を観れば、RC-20を使って何ができるのかがよくわかります。

プロモ動画なのでエフェクトがちょっと過激ですが、各エフェクトのかかり具合は細かく調整できるので、もっと自然なカタチでレトロ感を与えることもできますよ

 

RC-20で使えるエフェクトは、以下の6つとなっています。

1. NOISE – レコードやアナログ機材のノイズを再現

2. WOBBLE – アナログ機材の再生ピッチのゆがみを再現

3. DISTORT – ディストーション、サチュレーション

4. DIGITAL – ビットクラッシャー、Lo-Fiエフェクト

5. SPACE – リバーブ

6. MAGNETIC – アナログ機器の音量のゆらぎを再現

これらを組み合わせることで、レトロな質感を再現します。

ちなみに僕らは何をもって「この音はレトロだな」と感じるかというと・・・

・アナログ機器の劣化音

・不規則なピッチや音量のゆらぎ

・わずかな音のゆがみ

こういったデジタルにはない、ある種の「不完全さ」をアナログっぽいと認識します。

RC-20を使えば、こういった「不完全さ」を簡単に再現できるのです

レトロ感が欲しいからといって何十万円もするアナログ機材を買うわけにもいかないので、こういったプラグインはとても重宝しますね😌

 

次に、RC-20のメリットについてみていきます。

メリット1: シンプルな機能で初心者にも扱いやすい

RC-20はパラメーターが少なく、とてもシンプルなつくりです。

そのうえプリセットも内蔵されているので、初心者でも手軽にレトロサウンドを演出することができます。

メリット2: 6つのレトロ系エフェクトがひとまとめに

ディストーションやノイズエフェクトなど、RC-20には合計6つのエフェクトが入っています。

これを別々のプラグインとして購入すればお金もかかりますし、パソコンのCPU負荷もかなりかかってしまうでしょう。

もちろんそれぞれ専用のプラグインを使えば、RC-20よりできることの幅は広がりますが、そのぶん音作りも難しくなってしまいます。

レトロな質感を出したいということに特化するなら、RC-20がかなり役立つでしょう。

XLN Audio「RC-20」のデメリット

ここまでRC-20のいろんなメリットが理解できたかと思いますが、デメリットについても、いくつか挙げておきます。

細かくパラメーターを設定したい人には物足りないかも…

先ほど言ったように、ディストーションならディストーションプラグイン、リバーブならリバーブプラグインと、専用のプラグインを使った方が細かい音作りがしやすくなります

なので、あれこれ細かく調整したいという人には向かないかもしれませんが、手軽にレトロ感を出したいという人にはとてもおすすめです。

「レトロな質感」に興味のない人には向いていない

RC-20にはディストーションやリバーブなどが付いていますが、「ディストーションを使って荒々しく音を変化させたい」「ボーカルやドラムなどいろんな楽器にリバーブを使いたい」といった幅広い用途で使いたいなら、専用プラグインを買った方が良いでしょう。

たとえば、

・過激なディストーション →「iZotope Trash 2

・いろんな用途で使える万能リバーブ →「Valhalla Room

といった感じですね。

あくまでRC-20は手軽にレトロ感を演出するためのプラグインなので、専用プラグインに比べると、使えるシチュエーションは限定されてしまいます。

XLN Audio「RC-20」- 手軽にLo-Fiサウンドが得られる汚し系プラグイン | まとめ

以上をまとめると、RC-20は「手軽に」「レトロな質感を出したい」という人におすすめのプラグインです。

パラメーターもシンプルで初心者にも使いやすいですが、使用アーティストを見ての通り、決して初心者用の低品質なプラグインではないことがわかると思います。

「自分の作っている曲がクリアすぎてリアリティがない」

「デジタル感が強く出過ぎてつまらなく聴こえる」

と日頃から悩んでいる人は、ぜひRC-20でアナログのレトロな質感を加えてみてはいかがでしょうか?

この記事がみなさんのお役に立てば嬉しいです😃

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