
今日はこんな疑問に答えます。
クラブやDJバーなどでDJをした後、こう思ったことはありませんか?
「今日のDJはいまいちだったな。どこがいけなかったんだろう…」
「あの時、ミックス失敗したっぽいけど大丈夫だったかな?」
こんな時、家に帰って自分のミックスをじっくり分析できれば、その失敗も次に活かせますし、逆に素晴らしいDJプレイができたなら、そのミックスをもう一度聴きたいと思うでしょう。
たいていのクラブやDJバーなら、自分のDJプレイを録音することができます。
この記事では、現場でDJミックスを録音する方法や、気をつけるべきことを紹介していきます😌
DJ MIXを録音する3つの方法
現場で自分のDJプレイを録音する方法は、主に3つです。
1. レコーダーを持参する
2. PCDJでプレイする
3. iPhoneで録音する
誰にでもできるものから、ちょっと特殊な環境でしかできない方法まであります。
順に見ていきましょう。
1. レコーダーを持参する
これが一番簡単な方法です。
持参したレコーダーを、お店のDJミキサーに挿して録音するという方法ですね。
必要なのは「ポータブルレコーダー」と「ケーブル」のみ。
レコーダーのおすすめは、僕も普段から愛用している「Zoom H1n」です。
他のポータブルレコーダーと比べてもかなり安く、1万円を切ります。
簡単なレコーディングやDJミックスの録音くらいなら音質の心配も一切なし、小型で持ち運びに便利なのでかなり重宝するんですよね。
本格的なXYステレオマイクも付いているので、フィールドレコーディングで自然環境音を録るのにも使えますよ。
ケーブルは、「RCA – ステレオミニプラグ」のものを選びましょう。
これは片側が「RCA端子(DJミキサー側)」、もう片側が「ステレオミニプラグ(レコーダー側)」という端子のケーブルです。
ほとんどのDJミキサーには余分なRCAのアウトが付いているので、そこから音を録ります。
今回紹介したレコーダー「H1n」は、「ステレオミニプラグ」に対応しているので上記のケーブルでOKですが、中には「TRS」や「XLR」といった端子のレコーダーもあるので、その場合は「RCA – TRS」や「RCA – XLR」というケーブルを選ぶ必要があります。
ややこしいケーブルの端子を覚えたいなら、こちらの記事がおすすめです。
2. PCDJでプレイする
PCDJとは現場のDJ機材を使わず、持ち込みのパソコンやDJコントローラーでプレイする方法。
参考: PCDJはクラブでも使える?年間2,000人のDJを見てきた僕が解説する – スタジオ翁
この方法を使えば、自分のパソコンソフトの中でミックスを録音することができます。
お店のスタッフや他のDJに気を使わずに録音できるので、この方法はパソコンを使っているDJにとっては一番簡単な方法ですね
。
「Rekordbox」「Traktor」「Serato」などいろんなソフトがあるので、ここで詳しい録音方法を紹介することはできませんが、普段からPCDJでプレイしているならこの方法が一番確実でしょう。
3. iPhoneで録音する
これは「DJM-REC」というiPhoneアプリを使った方法です。
DJミキサーに、USBケーブルを使ってiPhoneを挿すだけ
という手軽さですが、ミキサーがパイオニアの以下のモデルに限定されます。
DJM-V10、DJM-TOUR1、DJM-900NXS2、DJM-750MK2、DJM-450
クラブやDJバーによってはこれらのミキサーを置いてない所も多いため、かなり場所を限定されますが、対応のDJミキサーが置いてあるならこの方法が一番シンプルで簡単です。
DJ MIXの録音で気をつけるべきこと
ここまでDJミックスの録音方法を紹介してきました。
次に、録音する時の注意点について紹介しておきます。
クリップ(音割れ)に気をつける
これは絶対に避けたいですね。
レコーダーでの音量調整ができていないと過入力で音が割れてしまい、聴けたものではありません。



録音のコツとしては、本番前に音を出せる機会があれば、本番と同じくらい音量を上げてみることです。
その音量でレコーダーがクリップして(0dBを超えて)いなければ、問題ないでしょう。
レコーダーの使用は音響スタッフに相談する
勝手にレコーダーをDJミキサーに挿したからといって、おとがめを受けることはないでしょうが、スタッフからするとあまり気持ちの良いものではありません。
特に本番中にレコーダーを挿そうとすれば、間違ってミキサーの電源を押してしまったり、他のケーブルを抜いてしまうことにもなりかねません。
スタッフが近くにいれば、一声かけていただけるとみんなハッピーです\(^o^)/
許可なく他人のDJを録音しない
当たり前ですよね。
さすがにこんな人は見たことないですが・・・
イベントの主催者や関係者でないかぎり、録音するのは自分のDJプレイだけにしましょう。
自分のDJ MIXを録音する3つの方法 | まとめ
以上、クラブやDJバーでミックスを録音する方法と、その注意点についての解説でした。
「レコーダーを持参する」という方法が一番シンプルで確実ですが、時にはケーブルやレコーダー本体を忘れてしまう日もあるでしょう。
「今日は録音したかったのに〜😭」
こんな時は、イベントのオーガナイザーやお店のスタッフに相談してみると、意外とお店で録音してくれることもあります。
諦めずにトライしてみてください^^
この記事が、みなさんの参考になれば嬉しいです😃