今日は「Spotify for Artists」の具体的な申請手順やこのサービスの活用法をご紹介しましょう。
「Spofity for Artistsって何?」「登録すると何ができるの?」という方は、「Spotify for Artists」に登録すれば稼げるのか。アーティストの取り分はいくら?Spotify以外で音楽収入を得る方法もご紹介に詳しく解説しているので、ご覧になってみて下さい。
「Spotify for Artists」への申請方法
Spotify for Artistsは、Spotifyで曲をリリースしている人だけが利用できるサービスです。
過去にレーベルからリリースしたことがないという方は、まず自分の曲をリリースすることを目指しましょう。
すでにリリースしたい曲がいくつかあるけど、どうすれば良いのかわからないという方は【完全版】海外レーベルへの正しい「デモ」の送り方(テクノ, ハウス, エレクトロなどのダンスミュージック)を参考に、リリースまでこぎつけましょう。
すでにリリースして自身の曲がSpotify上にあるという方は、「Spotify for Artists」の申請ページから手続きを進めていきます。
具体的な手順をご紹介しましょう。
まずは、こちらの申請ページ「CLAIM YOUR PROFILE」から申請手続きに進みます。

自分のアーティストページを検索します。

見つかったら選択し、自分が使っているSpotifyアカウントを接続しましょう。

次に連絡先のメールアドレスを登録しますが、これはSoundcloudやアーティスト用のTwitter, Instagramなどで使用しているものを入力しましょう。
申請が終わればSpotifyの認証審査があるので、これが一致していないと審査に通らないかもしれません。

こちらでは、TwitterやInstagramのアーティストアカウントをSpotifyに接続します。
僕はどちらのアカウントも持っていなかったので、「List your websites」という場所にSoundcloudのアーティストページのURLを貼っておきました。

このような画面がでれば、申請が完了です。
あとは、審査完了のメールを待つのみ。
僕の場合は申請から一日でこのようなメールが来て、無事登録が完了しました。

3日以内に来なければ何かが間違っていますので、再度申請をするか問い合わせて確認してみましょう。
「Spotify for Artists」の使い方とデータの活用法
Spotify for Artistsでは、過去7日間の再生回数やリスナーを確認することができます。

このようにグラフ形式で確認することができ、どのソースから楽曲を聴きに来たのかも確認することができます。
こちらのグラフは、リスナーの年齢層を表しています。

僕の音楽を聴いてくれる方は、割とおっちゃんが多いですね。
例えばSNSへの投稿も、ファンにおっちゃんが多いのなら若者向けのネタは少し抑えた方が良いかもしれません。
他にもどの国や都市での再生回数が多いかやどんなプレイリストに自分の曲が入っているのかがわかるので、ファンに向けて発信するときにこういったデータを活用することで、効率的により関わりの深いファンにアプローチすることができるようになります。
「Spotify for Artists」はスマホアプリでの使用が便利
これらの便利なデータにアクセスするには、スマホアプリが便利です。
パソコンからでも利用できますが、できることはスマホとほとんど変わらないので、サクッとデータを確認できるスマホアプリの利用をおすすめします。
UIも見やすく洗練されていて、とても使いやすいですよ。
「Spotify for Artists」からアーティストプレイリストを公開できる
Spotify for Artistsに登録すれば、アーティストページにプレイリストを載せることができます。
ファンの方なら、そのアーティストが他にどんな曲を聴いているのか気になるでしょう。
プレイリストを作成して定期的に更新することで、ファンとのつながりを保つことができるかもしれません。
設定は簡単で個人用のSpotifyアカウントでプレイリストを作っておいて、Spotify for Artistsの「Profile」ページから追加するだけです。
パソコンとスマホ、どちらを使っても作成できますよ。
「Spotify for Artists」は日本語対応してるの?
残念ながら、日本語対応はしていません。
ですが、長文や難しい英語はほとんどなくグラフや表が中心にデータが多いので、英語がわからないという方でも申請さえ終えてしまえば、十分に活用できるでしょう。
とはいえ、今後海外のサービスを使ったり海外進出を狙っているアーティストなら、英語を覚えておいても損はありません。
サクッとワーホリなどに行って英語しか話せない環境を作ってしまえば、割としゃべれるようになるものです。

「Spotify for Artists」で認証アーティストになった – 申請方法から使い方まで詳しく解説 | まとめ
今回の記事で、「Spotify for Artists」のひと通りの申請方法や使い方が理解できたかと思います。
Spotifyは「プレイリスト」をとても重視していて、独自のアルゴリズムを使ったサジェスト機能によって、より多くの人に楽曲を届けることができます。
実際、自分の曲がどのような経緯でリスナーに届いているのかをデータで確認したところ、一番多いのはアルゴリズムによるおすすめプレイリストからでした。
この仕組みにより、定期的にリスナーが楽曲を聴きに来てくれるいうのもSpotifyの大きな魅力ですね。
Spotifyからリリースをしている方は、ぜひ「Spotify for Artists」に申請してデータを活用したファンの獲得に役立てましょう。