【DIY】夏休みの自由研究は手作りシンセサイザーで決まり!音楽好きな小学生〜中学生におすすめの自作シンセキットをご紹介
梅雨も明けて、いよいよ夏も本番といった雰囲気の今日この頃。
子供たちにとっては、夏休みの自由研究に悩まされる時期でもあります。
どう手をつけてよいか分からず途方に暮れている子供たちに親御さんがアドバイス出来ればよいのですが、せっかく自由研究をするなら子供たちが夢中になれるものや将来の可能性を広げてくれるものを選んであげたいものです。
もしお子さんが音楽好きだったり何かを作るのが好きなら、夏休みの自由研究としておすすめしたいものがあります。
シンセサイザーの電子工作です。
シンセサイザーというのは有名どころだとYMOなんかが音楽制作やライブで多用していた楽器で、名の知れたメーカーにMoogやKorgなどがあります。
ポップスや映画音楽にもよく用いられているので、そのサウンドはどこかでお聞きになったことがあるでしょう。昔は何百万円もする非常に高価な楽器でしたが、最近は安いものだと数千円から販売していて初心者でも気軽に楽しめる楽器になりましたね。
最近そのシンセサイザーが自作できるキットがいくつものメーカーから販売されているので、今日はここに年代別のおすすめDIYシンセサイザーをご紹介したいと思います。
【小学校 低学年】夏休みの自由研究におすすめの手作りシンセサイザーキット
Technology Will Save Us – DIY Kit
Technology Will Save Usから販売されているこちらのDIYシンセは非常にシンプルでかわいいデザインです。
同梱されているパーツはこんな感じですね。
ミニスピーカーもついていて、準備するものは電池とマニュアル(公式サイトから無料ダウンロード)のみ。
ひとつ大変なのが、マニュアルが英語にしか対応していないということ。
工程はそれほど多くないので難しくて組み立てられないということはないでしょうが、全く英語が読めないという方は少し苦労するかもしれません。
逆に子供たちの英語の勉強にもなって一石二鳥だなという猛者は、ぜひ購入してみましょう。
【小学校 高学年】夏休みの自由研究におすすめの手作りシンセサイザーキット
Korg「Synth Kit」
ここで早くもDIYシンセの大本命が登場です。
自作シンセを調べるとまず出てくる製品ではないでしょうか。
電子工作ガジェットを取り扱う「Little Bits」と大手音楽メーカー「Korg」のコラボレーションで生まれた製品です。
Little Bitsは子供の可能性や創造性を広げるさまざまな製品を販売していて、音楽以外の制作キットもなかなか面白いですよ。
「Synth Kit」は、ハンダづけなど面倒な作業もなくパーツ同士が磁石で繋がるので、電子回路の知識がなくても簡単に手作りシンセサイザーを楽しむことができます。そして組み合わせ次第で、ピアノやドラムなどさまざまな音をつくることができるんです。
創業者が女性ということで、とっつきやすいデザインもまた魅力的ですよね。
Amazonでの評価も高く、はじめてのDIYシンセサイザーとしてかなりオススメの一品です。
【中学生】夏休みの自由研究におすすめの手作りシンセサイザーキット
Teenage Engineering
まずこのホームページをみてわかる通り、めちゃめちゃおしゃれです!
「Tennage Engineering」という会社は、さまざまなデザインシンセサイザーを世に送り出しておりプロの愛用者もかなり多いんです。
例えばこちら。超有名な「OP-1」というシンセサイザーです。
こんなにかわいいのに機能面や音質も素晴らしいので愛用者が多いのもうなずけますが、これで10万円ほどします。
(たけーーーー)

今回ご紹介するのは、そのTeenage Engineering社が販売している2万円弱から手に入れられる3種類のDIYシンセサイザーで、それぞれ「16」「170」「400」という製品名がついています。
上の写真の黄色いのは「400」ですね。
「square / saw / sine の3つのオシレータとノイズ、ミキサー、LFO、フィルター、2つのエンベロープ、2つのVCA、スピーカー、ランダムジェネレータ、および1〜16ステップのシーケンサーを備えたアナログシンセサイザーです。背面にキャリングハンドルが付いたシャーシ、15個のモジュール、8本のパッチケーブルで作成することができます。
最上位の「400」ともなると、組み立て式シンセとは思えない充実した中身になっています。
拡張性も高いので、気に入ればいろんなモジュールを追加して音作りを楽しむことができますよ。
【大人】夏休みの自由研究におすすめの手作りシンセサイザーキット
Moog DIY Kit
おまけ。
すべての音楽LOVERの憧れ「Moog」が自作できちゃうキットです。
自作できるといっても基盤は完成した状態で送られてくるので、ノブや基盤などを留めていくだけの簡単作業のみで完成してしまいます。(一応、別売りパーツでいろいろ拡張できるみたいです)
Moogが自作できる!憧れのMoogを所有できる!という大人の自己満足グッズですね。
お値段は4万円ほどなので、Moogのシンセの中ではかなり低価格の部類に入ります。
音は間違いなくあのMoogですので、何十万円も出せないけどあの名機を手に入れたいという音楽好きの大人たちにおすすめします。
まとめ
全4種類のDIYシンセサイザーをご紹介しましたが、何か気になったものはありましたでしょうか。
子供たちがこういった工作を通して、電子工作が好きになったとか音楽に興味を持つきっかけになったということがあれば嬉しいですし、小中学に向けて書いていますが今日紹介したDIYキットは大人の方でも楽しめるような製品です。
こららの製品が気になったお父さん方は、息子の自由研究を口実にお母さんにおねだりしてみましょう。
シンセサイザーは電子機器なのであさがおの自由研究より値は張りますが、自分で作ったものから音が出たり、繋ぎ方を変えてみることでさまざまな音が出せたりといった感動はとても貴重な体験です。
僕もこういうものがあるのなら、子供時代に教えて欲しかった!笑
もしお子さんがこういった工作や音楽に興味があるなら、短い子供時代に一度は体験させてあげたいですね。
今年は子供たちの好奇心が爆発する、特別な夏が待っているかもしれませんよ。