プラグイン

【2020年版】プロも愛用するおすすめのソフトシンセサイザー10選

先日、【これなら使える】フリーなのに上質なVSTソフトシンセサイザー5選で、無料でもクオリティーの高いフリーシンセをご紹介しました。

無料のソフトでもある程度までは楽しむことができますが、今回は

「無料シンセに満足できなくなってきたな〜」

「そろそろ本格的にDTMに取り組んでみたい!」

という人に、おすすめの有料シンセプラグインを厳選してご紹介していきましょう。

ここでは全て僕が実際に使ってみて、素晴らしいと感じたもののみをご紹介します

娘
えー、私は無料のでいいやー
翁
何を言っておる。有料だと音質も使い心地も桁違いじゃぞ

まずはシンセ選びのポイントや注意点について解説していますが、「すぐにランキングが見たい!」という人は、こちらからご覧ください。

ソフトシンセを評価するための6つの指標

今回はこのような6つの指標から、独自の視点で評価してみます。

音の良さ:      ★★★★★
音作りの自由度:   ★★★★★
プリセットの豊富さ: ★★★★★
アナログっぽさ:   ★★★★★
音の立ち:      ★★★★★
独自性:       ★★★★★

すべてがパーフェクトなシンセはないので、自分が大事にしたいポイントを絞って、お気に入りの1台を選んでみてください。

ほとんどのソフトシンセには「デモバージョン」があるので、必ず購入前にはサウンドや使い心地を試してみることをおすすめします!

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【2020年版】プロも愛用するおすすめのソフトシンセサイザー10選

ここからランキング形式で、おすすめのソフトシンセを紹介していきます。

さっそく、1位から見ていきましょう😃

1位「Diva」- u-he

音の良さ:      ★★★★★
音作りの自由度:   ★★★★
プリセットの豊富さ: ★★★★
アナログっぽさ:   ★★★★★★
音の立ち:      ★★★
独自性:       ★★★★★

Divaを使用しているアーティスト: Disclosure, Madeon, Hans Zimmer, Todd Terje, Lenno, Feed Me, Throttle, 3LAU, ODESZA, Jay Hardway

Divaは5つのアナログシンセの名機を再現した、バーチャルアナログシンセです。

Juno-60, Jupitar-8, MS-20, Minimoog, JP-8000などの名機をモデリングしており、MS-20のフィルターをJupitar-8に組み合わせるといった、マニアックなルーティングを行うことも可能です。

このシンセが登場した当時は、「ソフトシンセでこんな音が出せるのか!」と衝撃を受けました。

リリース直後はCPUへの負荷が大きく鬼のように重かったですが、度重なるアップデートによってかなり改善されましたね。

グラミー賞にもたびたびノミネートされているUKのハウスデュオ「Disclosure」も愛用しているシンセで、彼らのようなアナログライクな音作りがしたいなら、Divaを選べば間違いないでしょう。

エレクトロで攻撃的なサウンドなどには向いていませんが、アナログっぽい温かみのある音のソフトシンセを探している方にはもってこいですよ

参考:【レビュー】「u-he Diva」があればアナログシンセはもう不要かもしれない – スタジオ翁

u-he Diva
created by Rinker
u-he Diva Virtual Analogue Synth

 

2位「Serum」-Xfer Records

音の良さ:      ★★★★★
音作りの自由度:   ★★★★★
プリセットの豊富さ: ★★★★
アナログっぽさ:   ★★★
音の立ち:      ★★★★★★
独自性:       ★★★★

Serumを使用しているアーティスト: Marshmello, Martin Garixx, Skrillex, Deadmau5, Flume, Nicky Romero, Diplo, Kanye West, Feed Me, The Chainsmokers, KSHMR, 7 Skies, BT, Don Diablo

2位は最近話題のソフトシンセ、Xfer Records「Serum」です。

NexusやSylenth1, Massiveなどが主流だったEDM業界ですが、最近はSerumがその定番シンセのポジションを確立しようとしています。

このシンセのメリットは、3つあります。

・音の良さ

・直感的な音作りのしやすさ

・内蔵エフェクトの素晴らしさ

音の良さは聴けばすぐにわかりますし、多くの人がレビューしているのでここではあまり触れません。

僕が驚いたのは、なんといっても直感的すぎるインターフェースです。

動画を観るとわかりますが、ウェーブルテーブルやフィルターがリアルタイムで動いていますよね?

これはシンセの仕組みを理解する上でとてもわかりやすくて親切なデザインで、音作りが今までのシンセよりはるかに簡単かつ直感的に出来てしまいます。

 

初心者が一番初めに買って「シンセサイザーとは何か」を覚えるためのシンセであり、上級者がそのプロクオリティの音を使って世界レベルの楽曲を作るためのシンセでもある・・・

これで流行らないわけがありませんよね!使用アーティストも有名人ばかりです。

動画をみて「この音は!」とピンときた人は、ぜひ試してみてみて下さい。

参考: 音がいいのは当たり前!初心者こそXfer Serumを使うべき3つの理由 – スタジオ翁

 

3位「V Collection 7」- Arturia

音の良さ:      ★★★★
音作りの自由度:   ★★★★★
プリセットの豊富さ: ★★★
アナログっぽさ:   ★★★★★
音の立ち:      ★★★
独自性:       ★★★★★★

V Collection 7を使用しているアーティスト: Bonobo, Four Tet, The Prodigy, Sebastien Leger

Arturiaは多くのビンデージシンセをソフトシンセとしてよみがえらせていて、中にはBuchlaやCS-80, EMSなど実機で買うには高すぎて手が出せないシンセも含まれています。

V Collectionならこれらの名機をまとめて管理出来るソフトがあるので、数多くのリアルに再現されたビンテージシンセから素早く音色を探すことができます。

昔はかなり使いづらかったのですが、年々アップデートを重ねることで音のクオリティや使いやすさが上がってきていますね!

歴史的なビンテージサウンドを体感してみたい人におすすめのソフトシンセです。

Arturia V Collection 7
created by Rinker
Arturia V Collection 7

 

4位「Omnisphere 2」- Spectrasonics

音の良さ:      ★★★★★
音作りの自由度:   ★★★
プリセットの豊富さ: ★★★★★★
アナログっぽさ:   ★★★★
音の立ち:      ★★★★★
独自性:       ★★★★★

Omnisphereを使用しているアーティスト: Deadmau5, Zedd, Calvin Harris, Daft Punk, Armin Van Buuren, Steve Aoki, The Chainsmokers, Flume, Swedish House Mafia, Above&Beyond, Guy J, Joris Voorn

Omnisphereは、EDM系やトランス系のアーティストに使い手が多いソフトシンセ。

Omnisphere 2になって60以上のアナログシンセの名機を再現しているなど、アナログの音を好む方にもぜひおすすめしたい一品です。

プリセットの数は膨大で、12,000を超えます

なぜこれほど多いのかというと、鍾乳洞で録られた音やバーニングピアノ(燃えているピアノの音を収録)などといった訳の分からない異次元の音がたくさん収録されているからですw

お値段もソフトシンセにしては最高級クラスですが、音のクオリティーの高さやサウンドの独自性などを考えると値段分の価値は十分にあります

Spectrasonics Omnisphere 2
created by Rinker
Spectrasonics Omnisphere 2

 

5位「Repro-5」- u-he

音の良さ:      ★★★★★★
音作りの自由度:   ★★★★
プリセットの豊富さ: ★★★
アナログっぽさ:   ★★★★★
音の立ち:      ★★★★
独自性:       ★★★★

こちらは、比較的新しいソフトシンセですね。

ソフトシンセの中でも最高峰の音質で、個人的には同じくu-heから販売されているシンセ「Diva」の音質を超えているのではないかと感じるくらい音質が良いです

「Prophet-5」というアナログシンセを再現していて、Arturiaも同じシンセの名機をソフトで再現していますが、u-heのクオリティーにはかないません。

Repro-1とRepro-5はセットで販売されているので、Repro-5を購入するとRepro-1も付いてきます

Repro-1も「Pro One」というビンテージシンセを再現したもので、これら2つの名機が同時に手に入るというのはかなりお得です。

 

ひとつ欠点があるとすれば、「Prophetらしい音」しかだせないという部分ですかね・・・

EDMやダブステップをつくりたいという人には正直おすすめしませんが、「アナログっぽい音が欲しい」「Prophetの音が大好き」という人には超おすすめです。

参考: 【レビュー】ついにDivaを超えた?u-he「Repro-1」は現時点で最強のソフトシンセか – スタジオ翁

 

6位「Massive X」- Native Instruments

音の良さ:      ★★★★
音作りの自由度:   ★★★★★
プリセットの豊富さ: ★★★
アナログっぽさ:   ★★★★
音の立ち:      ★★★★
独自性:       ★★★★★★

「MassiveX」は2019年に登場した新しいソフトシンセで、「Massive」の後継です。

以前までのMassiveはどちらかというとダブステップやエレクトロのアーティストが使う攻撃的なシンセというイメージでしたが、今回アップデートされたことでMassive Xは洗練された非常に柔らかいアナログライクな音も出せる素晴らしいソフトシンセに生まれ変わりましたね

プリセットもそのまま使えそうな、即戦力で質の高いものが数多く取り揃えられていますよ。

 

Massive Xは、50以上の高品質なインストゥルメント& エフェクトが収録されたバンドルNative instruments「Komplete 12」に含まれています。

参考: KOMPLETE 12 ULTIMATEが最強である5つの理由【全部入り】- スタジオ翁

Native Instruments KOMPLETE 12
created by Rinker
Native Instruments

 

7位「Sylenth1」- LennarDigital

音の良さ:      ★★★★★
音作りの自由度:   ★★★★
プリセットの豊富さ: ★★★★
アナログっぽさ:   ★★★★
音の立ち:      ★★★★★
独自性:       ★★★★

Sylenth1を使用しているアーティスト:Skrillex, Hardwell, Diplo, Porter Robinson, Flume, Dillon Francis, Kygo, Zhu, Oliver Heldens

最近は毎年いろんなソフトシンセが発表されていますが、Sylenth1は昔から人気があって今なお愛用者が多いバーチャルアナログシンセです。

実際にあるアナログシンセを再現したものではありませんが、音のクオリティはとても高く、設定やプリセットによってアナログっぽい音もエレクトロな音も出せる万能ソフトシンセ

EDM系だと、このシンセを持ってない人なんていないんじゃないかというくらい人気のシンセです。

 

8位「Analog Strings」- Output

音の良さ:      ★★★★★
音作りの自由度:   ★★★
プリセットの豊富さ: ★★★
アナログっぽさ:   ★★★★
音の立ち:      ★★★★
独自性:       ★★★★★

こちらは、2017年に発売の比較的新しいシンセです。

Outputというメーカーはリバース音源の「Rev」やボーカル音源「Exhale」など独特なサンプル音源やシンセのリリースで、ここ数年知名度を一気に上げてきていています

Analog Stringsはリアルなストリングスの音を追求しているだけでなく、ヴィンテージシンセなどの音色もサンプリングしていて、ダンスミュージックなどにも応用可能な音になっています

なんと合計39GBでプリセット数500という膨大な情報量です。

ダンスミュージックや電子音楽だと生音のストリングスが微妙に合わないときがあるのですが、Analog Stringsを使えば膨大な音源の中からシンセなどの電子音にもバッチリ合うような絶妙なストリングスを見つけることができます。

汎用性のあるストリングス音源を探していたという方は、「サンプル音源+シンセ音源」の次世代プラグイン「Analog Strings」をぜひ試してみてください。

 

9位「Chromaphone2」- AAS

音の良さ:      ★★★★
音作りの自由度:   ★★
プリセットの豊富さ: ★★★
アナログっぽさ:   ★★★★★
音の立ち:      ★★★
独自性:       ★★★★★

動画をご覧になると分かると思いますが、結構独特なサウンドのソフトシンセです。

Chromaphone2は生音っぽい音をシンセで再現していて、ドラムや金物, ピアノ, マリンバ, パーカッションなどの音を作ったり加工することができます。

こういう生音っぽい音が入った曲は結構聞くことがあると思いますが、意外とこの音が簡単に出せるシンセってなかなか無いんですよね。

電子音の中にこういう生っぽい音を入れられると、制作の幅がさらに広がりますよ。

曲にアクセントが欲しい方、ちょっと変わったサウンドを求めている方におすすめです

Chromaphone 2
created by Rinker
Synth by Applied Acoustics Systems

 

10位「SynthMaster」- KV331 Audio

音の良さ:      ★★★★★
音作りの自由度:   ★★
プリセットの豊富さ: ★★★★★
アナログっぽさ:   ★★★★
音の立ち:      ★★★★
独自性:       ★★★★

SynthMasterを使用しているアーティスト: Avicii, Martin Garrix, Knife Party, Tiesto

こちらのSynthMasterは音作りの方法が独特で慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、音のクオリティーは素晴らしいです。

使用アーティストにEDM系の人が多いので激しめなサウンドかと思いきや、プリセットにアナログっぽい柔らかい音もたくさん入っているのがこのシンセの特徴です。

「音作りはあまりしないのでプリセットが豊富なものがよい」という方に向いているソフトシンセでしょう。

 

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結局どれを選べばいいの?あなたに合うシンセはこれ!

ここまで10種類のシンセを見てきましたが、「どれがいいのかまだ分からない!」「俺にぴったりのソフトシンセを教えてくれ!」という人は、この先を参考にしてみてください。

大切なのは「何を基準にシンセを選ぶのか」ということです。

初心者からでも使えるシンセを選びたい!

DTMを始めたばかりの人なら、多機能なソフトシンセを選ぶと挫折ざせつしてしまうかもしれません。

そんな初心者が最初に選ぶべきシンセは、ズバリこの2つです!

これらは音が良いのはもちろん、分かりやすいデザインで「音作り」がしやすいのも大きな特徴です。

基本的なパラメーターをひととおり備えているので、これらでしっかり音作りの基礎を学んでおけば、これから他のシンセを使うときでもその知識を活かすことができます。

娘
せっかくならプリセットだけじゃなくて、音作りもしてみたいもんね。

「Massive X」や「SynthMaster」などの音作りが複雑なものを最初に選んでしまうと、プリセットに頼りすぎてしまい、なかなかシンセの扱いが上達しない可能性もありますからね。

アナログ感を重視したい!

リアルなアナログ感が特徴のソフトシンセは、次の3つでしたね。

この中でも「Diva」は5種類のビンテージシンセを再現した万能シンセで、手頃な価格にも関わらず高品質なサウンドを奏でます。

「Repro-5」はProphetという一つのシンセを再現したものなので、Prophetの音が好きな人なら絶対に使ってみてほしいのですが、特にこだわりがないなら「Diva」を選べばOKです。

 

「V Collection 7」は、業界でも最も多くのビンテージアナログシンセを再現したバンドルなので、アナログサウンドが大好きで「BuchlaやEMSといった名機の音を楽曲に取り入れたい!」という人におすすめです。

数十種類のシンセが入っているので値段はそれなりにしますが、Arturia社はこういったビンテージモデリングの世界では最も有名なメーカーの1つなので、クオリティーに関しても心配することなく安心して選べますよ。

EDMやエレクトロの作曲で使いたい!

EDMやエレクトロ, ダブステップ, トランスなどで使うならこの3つが候補に挙がります。

「Serum」を選べば間違いありませんが、もっとアナログっぽい音も使いたいのなら「Massive X」, プリセットが豊富でアナログサウンドも大量に収録された万能タイプが欲しいのなら「Omnisphere 2」を選ぶと良いでしょう。

「Sylenth1」はかなり歴史のあるシンセで、依然としてこの業界の定番シンセです。

なので、マニュアル動画やプリセット販売が大量にあり愛用者も多いので、好きなアーティストがこのシンセを使っているようなら「Sylenth1」を選ぶのもアリでしょう。

【2020年版】プロも愛用するおすすめのソフトシンセサイザー10選 | まとめ

いかがでしたでしょう?

以上、僕がおすすめする10個のソフトシンセです。

アナログシンセにしか出せない音というのは依然ありますが、「ソフトシンセ=音が悪い」というイメージはもう過去のもので、ソフトシンセは音が良くてプリセットも膨大, 場所もとらない, 劣化しない, 壊れないという様々なメリットを持っています

今日ご紹介したのはどれも素晴らしいシンセサイザーですが、それぞれジャンルによる向き不向きなどがあるので、自分が作りたい曲の雰囲気に合わせてお気に入りを探してみましょう😌

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