マスタリング

【TIPS】プロ並みのミックスバランスに仕上げる「帯域別ミキシング」とは?

「ついに新曲が完成した!ミックスバランスも最高にいいぞ!」

そう思って他のプロの曲と比べてみると・・・

「あれ?全然低音が足りない…」
「なんかボーカルばっかり目立ってるな。」

と、がっかりしてしまったという経験はないでしょうか?

いくらモニター環境を整えていても、お手本となる「リファレンス曲」がなければ、自分の耳だけで思うようなミックスバランスを整えるのは難しいでしょう。

「リファレンスとなる曲を用意しましょう!」というのはいろんなところで言われていますが・・・実際にリファレンス曲ってどう使えばいいの?という人のために、自分の曲を好みの曲のミックスバランスに近づけるための、とっておきのミキシングの技についてご紹介します。

「帯域別ミキシング」というこの方法は、プロのミキシングエンジニアも使っているような手法で、今日はイコライザーを使った方法から、プラグインを使って簡単に「帯域別ミキシング」ができる方法までご紹介していきます。

今までなんとなくミキシング・マスタリングをしていたという人も、制作の最終段階でこのテクニックを使えば、プロのサウンドにグッと近づくことができますよ

それでは、気になるその手法について解説していきましょう。

帯域別ミキシングとは?

帯域別ミキシングとは、「超低域」「低域」「中域」「高域」「超高域」と5段階に帯域を分割し、それぞれの周波数ごとにリファレンス曲を使って比較しながら音を調整していく手法。

はい、ちょっとカッコよく説明してみましたが、上の写真のように帯域を分割して、リファレンス曲に近づけていくだけという簡単なテクニックです。

こうやって聞くと、「なんだそれだけかよ…」と思ってしまいそうですが、これってうまく使えばめちゃくちゃ効果のある手法なんですよね。

帯域ごとにEQだけでなく、コンプ感やステレオ感なども整えてあげると、より一層市販でリリースされているようなクオリティの高い曲に仕上げることができますよ。

 

それではまず、EQを使った誰でも真似できる方法を紹介します。

その後にプラグインを使った、より簡単で手軽に実践できる方法も紹介していきますね。

Fabfilter「Pro-Q」を使った帯域別ミキシング

「David Glenn」というエンジニアが解説しているこの動画をみれば、実際どのようにEQを活用して帯域別ミキシングをしているのかが分かります。

参考: Fabfilter「Pro-Q3」- Plugin Boutique

Fabfilter「Pro-Q」を使うとより簡単ですが、DAW付属のEQを使っても同じようなことができるので、Pro-Qを持っていないという人はそちらから試してみましょう。

30Hzの超低域から、順番にレファレンス曲と比較している様子が見てとれますね。

この動画は簡単な説明のみですが、実際はレファレンス曲に近づけるためにEQやコンプを使って地道に楽曲のバランスを整えていく作業があります。

 

ちなみに動画の後半で紹介されている、「Magic AB」というツールはもう販売されていないのですが、これをさらにパワーアップさせた「Metric AB」というプラグインがPlugin Allianceから販売されているので、次にそちらを紹介しましょう。

「Plugin Boutique」でのDTMプラグインの買い方【圧倒的にお得】Plugin Boutiqueでの購入方法やお得な使い方を、画像付きで丁寧に解説していきます。セールはあるの?トークンやVCはどうやって使う?といった情報もまとめて紹介しています。...

帯域別ミキシングなら「Metric AB」がオススメ

これはEQを使う方法よりも簡単でかなり便利なので、帯域別ミキシングをするならこのプラグインがオススメです。

「Metric AB」はとにかくボタン一つで簡単に、リファレンス曲とのいろんな比較ができるプラグインで、比較ツールも「スペクトラムアナライザー」「位相」「ステレオイメージ」「ダイナミクス」「ラウドネス」とめちゃくちゃ充実しています。

マスターバスに挿してセットしておくだけで、ミックス中いつでもリファレンス曲との比較ができるので、ミックスを迷いなく進めたいという人にはぜひ使ってもらいたいプラグインですね。

比較してみると、今まで気にしたこともなかったような、「あっ、以外と自分のミックスはステレオの広がりがないな」とか「ラウドネスが高いからこれはリミッターかけすぎだな」なんてことに気付けたりします。

参考: ADPTR AUDIO Metric AB – Plugin Alliance

無料で帯域別ミキシングを実践したいなら「ISOL8」

「Metric AB」ほどできることは多くありませんが、全5帯域をソロで聴き比べることができる上、無料で手に入るプラグインです。

まあこのツールとアナライザーを組み合わせれば、一応、帯域別ミキシングはできますが、結構めんどくさいかと・・・

なかなかDTMにお金がかけられないから無料で試してみたいという人は、こういったプラグインを使うのもいいかもしれませんね。

参考: ISOL8 – TB ProAudio

プロ並みのミックスバランスが誰でも簡単に仕上がる「帯域別ミキシング」とは? | まとめ

以上、帯域別ミキシングという、誰でも簡単にミックスが上達するテクニックのご紹介でした。

一番のオススメは、もちろん「Metric AB」を使ったやり方です。

このプラグインはよくセールもやっているので、気になる人はセール時期を狙って購入するか、Plugin Allianceのサブスクで使ってみるのもいいでしょう。

参考: 【2020年版】Plugin Allianceの個人的なおすすめプラグイン8選 – スタジオ翁

ミキシングを上達させるには、スピーカーやオーディオインターフェースなどのモニター環境を整えることが大切ですが、いい環境を整えようとすると無限にお金がかかってしまうので、こういったテクニックも取り入れつつ、上手にレベルアップしていきましょう。

⬆目次に戻る

0
この記事も読まれています